シェア

290円のラーメン値上げは失敗?幸楽苑、52店舗閉鎖へ、ネット上に様々な意見

fotolia

fotolia

「幸楽苑」の大規模閉店に衝撃が広がっている。

幸楽苑、来年3月までに52店舗閉鎖へ

ラーメンチェーン「幸楽苑」は先日、全体のおよそ1割にあたる52店舗の閉鎖を決めたと発表した。

外食産業では消費者の節約志向や人手不足、競争の激化などを背景に厳しい経営環境が続くと見込まれていることから、長期的な成長が見込めない52店舗を閉鎖へ。

NHKによると、来年3月までに閉鎖。北海道・福井県・滋賀県・京都府・岡山県から撤退するという。フランチャイズ契約を結んだ「いきなり!ステーキ」の出店を進めるなど、将来の成長が見込まれるエリアや出店形態等に経営資源を集中していく。

従業員3人の食堂からスタート

幸楽苑の始まりは1954年。創業者が福島県会津若松市に店舗6坪、従業員3人の「味よし食堂」を開店した。1967年に「幸楽苑」に改称。低価格なラーメンで店舗数を急拡大し、2003年にはラーメン業界では全国初となる東証一部上場を果たした。

しかし、人件費の上昇や原材料の値上がりなどを受け、一部店舗で採算が悪化していたという。

「人手不足時代」を見据え、働き方改革も

同社は「全国1000店舗」を達成し「日本一の外食企業」になることを目指しており、10月に「いきなり!ステーキ」を展開するペッパーフードサービスとフランチャイズ契約を結んだ。優れた業態特性と本物志向でリーズナブルな価格で提供する同店に転換することで自社競合を回避すると共に、経営効率の改善と長期的・安定的な企業価値の向上を図る狙いだ。

また、猛烈な「人手不足時代」を見据えて働き方改革も行う。店舗従業員の公休取得補助や店舗の求人活動をサポートする「店舗支援室」と、既存店舗への実践的な教育を強化する「教育部」を新設へ。今後の新店は、従業員のワークライフバランスに配慮した営業時間が短い「コンパクト幸楽苑タイプ」の出店を推進するという。

ネット上には「喜ばしい」という声も

発表を受けて、ネット上には戸惑う声が寄せられている。

しかし一方で、こんな意見も。

「これも時代の流れ」「安さをウリにするのをやめたのは評価したい」という意見も見られた。

「飲食店・小売店」で業態見直しが相次ぐ

外食産業や小売業などでは近年、「人手不足」などを背景に様々な企業が改革に乗り出している。

すかいらーくは約7割の店舗で24時間営業を廃止。ロイヤルホストなどを運営するロイヤルホールディングスは今月、現金を取り扱わない完全キャッシュレスのレストランをオープンした。

イオンやいなげや、東武ストアなども営業時間の見直しを実施。コンビニ大手の「ファミリーマート」は24時間営業の見直しの検討を始めたと報じられている。

(参考:「現金が使えないレストラン」オープンが発表され物議に、「ファミマ『24時間営業』廃止の報道に、ネット上は『英断』との声も」

Posted: |Updated:

Text by

前の記事を見る

次の記事を見る

注目の記事

Ranking