シェア

小中学校の“先生”が不足、自治体間で争奪戦も…ネット上には「それなりの待遇を」の声

fotolia

fotolia

小中学校の「先生」が足りなくなっているという。

教員不足で、講師の争奪戦に

日本の小中学校で「教員不足」が深刻化している。毎日新聞が67教育委員会を対象に行った調査によると、2017年度当初に教員357人が不足。担任さえ決まらない教室があったり、自治体間で講師の争奪戦が起きたりしているそうだ。

団塊の世代が大量退職後、少子化で将来的に教員が過剰になることなどを懸念して正規採用を抑え臨時講師など非正規を採用してきたが、その臨時講師が集まらなくなっているという。

先生の16%が非正規、待遇差

文部科学省によると、公立の小中学校の先生のうち2011年時点で11.2万人(16%)が非正規。

出典:「文部科学省」資料

出典:「文部科学省」資料

正規職員とほぼ同様の職務を担い、子どもや保護者からも同じ「先生」として正規教員と同じ役割を期待されるが、給料の上限や夏季休業中などの空白期間、給料や労働条件の低さなど、正規教員と待遇に大きな差がある自治体も多いという。

「授業以外の仕事量」が多い

日本の教員の「仕事量の多さ」も指摘されている。

学校の学習環境と教員の勤務環境に焦点を当てた国際調査(OECD TALIS)によると、日本の教員の1週間あたりの勤務時間は平均38.3時間を大幅に上回る53.9時間。参加国中で最長だ。

授業時間は平均と同程度だが、部活などの「課外活動」や「事務作業」「授業計画・準備」に使った時間が長く、大部分の教員が仕事量や保護者対応の増加を負担に感じているという。

就職活動が売り手市場の中、あえて厳しい非正規教員の道に進まず、民間企業を志望する大学生が増えていることも、教員不足に拍車を掛けていると考えられている。

ネット上には「当然の結果」という声

深刻化する教員不足を受けて、ネット上には多くの反響が寄せられている。

「雇用形態や待遇、働き方等を改善すべき」という意見が寄せられていた。

関連タグ:

Posted: |Updated:

Text by 長澤まき

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング