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“子連れ出社”に賛否…経験者から「集中できない」という声も

fotolia

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「子連れ出社」に賛否両論の声が寄せられている。

子どもと一緒に働ける「子連れ出社」

保育園に入れない待機児童が社会問題となっている中、子どもを職場に連れてくる「子連れ出社」という働き方に注目が集まっている。

授乳服メーカーのモーハウスは、創業当初より「子連れ出勤」を実施。1歳以下の赤ちゃんを子連れ出勤するケースが多いそうで、本社の床はカーペット敷きでおむつ替えやお昼寝用の小さな布団も完備。赤ちゃんはデスクワーク中でも会議中でもお母さんと一緒に過ごすことができる。青山などにあるショップでも子連れ勤務が可能だ。

人材確保、商品開発に生かすなど企業にもメリット

カタログ・チケットの企画・販売を手掛けるソウ・エクスペリエンスは、1~3歳の小さな子どもをオフィスに連れてきて働けるようにしており、オフィスでは抱っこ紐のエルゴが大活躍している。

子連れ出勤を導入することで、「社会人経験のある優秀な女性の人材を確保できる」、「出産や保育所不足をきっかけに退職することがなくなる」「子育て世帯のニーズを確実に捉え、商品開発に生かすことができる」など、企業にとっても大きなメリットがあるとして、同社はこの制度を拡大すべく「子連れ出勤100社プロジェクト」を実施している。

サイボウズは2014年に子連れ出勤制度を導入。チームの生産性を下げないなどのルールのもと運用しており、「学童保育に行きたがらない」「預け先がない」といった緊急時の受け皿として機能しているという。他にも、オフィスに子供を連れて仕事をしていい専用の部屋を設けている会社もある。

ネット上には賛否両論の声

注目が集まっている「子連れ出勤」だが、世間の反応はさまざまなようだ。15日に朝の情報エンタテインメント番組で紹介されたのをきっかけに、ネット上にはさまざまな意見がよせられている。「うらやましい」「理想的」と言う声もあるが。

一方で、こんな意見も。

「集中できない」「よけいに大変」などとして、「それより、社内託児所や保育園を充実させて」という声があった。

中小企業庁は、子連れ出勤をしやすい職場にするためには、従業員は仕事に集中でき、子どもは落ちついて過ごせるように、「職場内に子供の居場所と面倒を見る人を確保することが必要だ」と分析している。

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Text by 長澤まき

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