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殺処分されるはずだった「保護犬」がモデルの年賀状フリー素材サイトが開設

出典:「NPO法人犬と猫のためのライフボート」Press Release

出典:「NPO法人犬と猫のためのライフボート」Press Release

保護犬がモデルのフリーデザイン年賀状サイトについて、犬と猫の一時保護や里親探しを行うNPO法人「犬と猫のためのライフボート」に取材した。

「フリーデザイン年賀状サイト」がオープン

約40種類の犬の画像が揃った著作権フリーのデザインサイト「#PUPPY NEW YEAR」が12月13日、オープンした。画像は無料でダウンロードして年賀状に使える他、SNSの年あいさつ用の画像として使うこともできる。

2018年は戌年なので、可愛らしい犬の画像が盛りだくさんだ。

出典:「NPO法人犬と猫のためのライフボート」Press Release

出典:「NPO法人犬と猫のためのライフボート」Press Release

犬のイラストに顔をのぞかせたネコの画像もある。

出典:「NPO法人犬と猫のためのライフボート」Press Release

出典:「NPO法人犬と猫のためのライフボート」Press Release

「保護犬」がモデル

同サイトでは、表示されている画像をクリックすると、モデルとなった犬の紹介やダウンロードボタンに加えて、「この子に会いに行く」というボタンがある。

実は、モデルとなった犬たちは犬・猫の一時保護や里親探しを行うNPO法人「犬と猫のためのライフボート」(千葉県柏市)が運営する施設に保護された動物たちだ。

「画像を新年の挨拶として1人でも多くの人に使ってもらえたら、新しい家族が早く見つかるかもしれない。多くの出会いが生まれるかもしれない」という願いを込めて、有志企業と連携してサイトを公開した。

出典:「NPO法人犬と猫のためのライフボート」Press Release

出典:「NPO法人犬と猫のためのライフボート」Press Release

譲渡することで、また次の子を保護

同団体は1998年、創設者が自宅で犬猫を保護し始めたことをきっかけに設立。

保護するだけでは助けられる数に限りがある中、新しい飼い主に譲渡することで、また次の子を保護して助けるという活動モデルが見えてきました。

2001年に保健所との連携を開始。以来、協力行政機関を増やし、2008年にNPO法人化。現在は、保健所からの保護を専門に、飼育・医療・譲渡までを一貫して行っている。常勤スタッフ9名、アルバイト14名に加え、協力獣医師や多数のボランティアの力を得て活動している。

殺処分されるはずだった犬たち

「#PUPPY NEW YEAR」を発案したキッカケを聞いた。

年賀状の素材を探している際に、「来年は12年に1度の戌年。国民の誰しもが犬に関心をもつタイミングなので、何かできないか」と考えました。

そこで、年賀状は送る方も受け取る方も必ず見る場所なので、もしそこに保護犬が載っていれば…と思い、この子たちがモデルとなるデザイン素材アーカイブサイトを作りました。年賀状のデザインは多くの人が困るものなので需要も見込めると思いました。

モデルになった犬たちは、ほとんどの子が保健所で殺処分されるはずだった犬たちだという。

毎週のように保健所に出向き、子犬を中心に保護をおこなっています。子犬を中心に保護しているのは「助けやすい子から助けていく」というレスキューの原則からです。

保健所に持ち込まれる経緯は様々ですが、当団体に来るような雑種の犬たちは野良犬の子供であることが多いそうです。※地域によってはまだまだ野良犬や半分放し飼いで不妊手術もしていない犬がいるようです。

提供:NPO法人 犬と猫のためのライフボート

提供:NPO法人 犬と猫のためのライフボート

「かわいそう」でなく「かわいい」にこだわり

サイトをオープンするにあたっては、保護犬たちが「かわいそう」でなく「かわいい」でシェアしてもらえるように、小道具やデザインのトーンにこだわったという。

撮影時は、慣れないイベントにわんこたちは興奮気味で、撮影スタッフはみんなてんやわんやでしたが、おやつやおもちゃを駆使してなんとか無事に撮影できました。

それぞれの性格や魅力を最大限に感じてもらえるように、全て違う写真を選んでできるだけ多く掲載しています。

13日の公開後、SNSでの告知を多くの人々にシェアしてもらい、広がりを感じているという。

里親という選択肢を知って欲しい

同プロジェクトに込める思いを、こう語る。

この施策で里親が見つかる犬たちの数は、40匹程度。抜本的な解決にはなりませんが、このプロジェクトをきっかけに、里親という選択肢があることを少しでも多くの方々に知ってもらい、ペットショップではなく里親になる人が少しでも増えればと思います。

出典:「NPO法人犬と猫のためのライフボート」Press Release

出典:「NPO法人犬と猫のためのライフボート」Press Release

2018年、戌年。犬が主役になれるこの年に、すべてのワンちゃんが幸せな一年を過ごせるように。そして、いつか保健所や保護施設で一生を終える犬がいなくなるように、「どうか、使って、知って、広めてください。」と呼びかけている。

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