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【取材】皿洗い30分で賄い無料!お金を介さない新たな人材マッチングサービス「ヘルプワーク」

fotolia

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「ちょっとだけ手伝って欲しい飲食店」と「少しだけなら手伝ってみたいユーザー」をつなぐマッチングサービスについて、「ヘルプワーク」運営会社に取材した。

お金を介さない「マッチングサービス」

株式会社愛さんさんは25日、お金を介さないマッチングサービス「ヘルプワーク」をリリースした。

「賄いを出すから、30分だけ手伝って欲しい」など猫の手もかりたい飲食店と、「お店に興味がある」「空き時間を活用したい」「賄いを食べたい」と考えるユーザーをつなぐサービスだ。

出典:「helpwork」HP

出典:「helpwork」HP

募集ページには、「皿洗いや軽作業など簡単なお手伝い30分で、店長の特製まかない1000円相当+ドリンク1杯!(リクエスト可、20歳以上ならお酒もOK)」や、「30分だけ皿洗いを手伝ってくれたら、650円相当のカツ丼を1人前提供」など魅力的な募集が掲載されている。

「課題を解決したい」と発案

同サービスの担当者によると、飲食店には「人手不足の深刻化」「求人コスト」「採用してもすぐに辞めてしまう」「採用のミスマッチ」といった課題があるそう。

また、ユーザーにも「空き時間を有効活用したい」「バイトやパートはできないけど、空いた時間で食費や小遣いをうかせたい」「本格的にバイトする前に、店の仕事を体験してみたい」といったニーズがある。

こういった課題を解決できないかと考えました。

提供:愛さんさん

提供:愛さんさん

プラスαのメリットも

お店側は猫の手も借りたいニーズに応えてもらえるのに加え、ユーザーによるSNS発信や口コミなどで宣伝にもつながる。ユーザーも賄いを食べられるだけでなく、「こんな賄いを食べました!」といった話題性のあるSNSを発信できる。

さらに、30分でも一緒に過ごすことである程度お互いのことが理解でき、実際に採用する際のミスマッチを減らす効果も期待できる。

実際に「学生は皿洗い30分でタダ」「50分のお手伝いで1食サービス」など独自に同様のサービスを提供し話題になっている店に話を聞きに行き、このサービスを「どの飲食店でもできるようにしたい」と考えたという。

提供:愛さんさん

提供:愛さんさん

「できるだけ簡単な仕様」にこだわり

ホームページは「できるだけ簡単に募集・応募ができる仕様」にこだわったという。

・【応募管理】応募状況、成立状況、不成立状況の管理が可能
・【募集管理】新規募集、掲載中の募集管理、掲載中止などが可能(飲食店のみ)
・【お気に入り】お気に入り登録すると、新規募集の際メールでの通知が可能

といった機能を実装しています。

あくまで労働ではなく「お手伝い」なので、作業時間は「30分」「60分」「90分」「120分」のみの設定。また、現金のやりとりが一切ないシステムが前提なので、交通費は原則無く、お店の近くのユーザーを想定しているそうだ。

まずは飲食店やユーザーの登録数を増やしたいと考え、当面の間「登録料と利用料を無料」にした。

飲食店「面白い!」と快諾

同サービスについて、飲食店の反応は良好だという。

いくつかの飲食店様に飛び込みでご提案したところ、「おもしろい!」とすんなりご協力いただけました。

今までにないサービスのため説明に時間がかかりますが、ご理解いただくと逆に「こんな募集は出せないか?」「こんなまかないでもいいの?」といったこちらが考えてもいなかったようなアイディアをいただけます。

提供:愛さんさん

提供:愛さんさん

「他業種への展開」も視野に

大阪の会社なので、リリース前のテストマーケティングとして大阪の店舗に協力してもらったが、システム自体はすでに全国でも利用可能だそう。

先週末には梅田の洋服ショップを併設しているカフェも掲載されるなど、募集先は広がりをみせている。今後は、スイーツショップや高級レストランなどにも広げることで女性やグルメユーザーの利用を期待しており、受け入れられればアジアなどの海外進出も検討しているという。

本来、収入を得るための労働と、欲しいものを買う消費は別々であるため、いったんお金に交換していました。

しかし、これほどインターネットが普及してきますと、いったんお金(なんにでも交換できるもの)に交換せず、直接、物々交換したほうが双方にメリットがあるのではと考えています。

将来的には、「美容院で閉店後の掃除をすればトリートメント1本」「農家で収穫を手伝って、新鮮な野菜やお肉をもらう」など他業種への展開や、「子ども食堂のような、学校が終わってからお手伝いするとごはんを食べさせてもらえる×日本では年間約600万トン以上といわれる食品ロスの削減といったコラボ企画」などにもチャレンジしたいと考えているという。

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Text by 長澤まき

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