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ツッコメ大阪へ!府の奇抜な「企業ガイドブック」に込めた真面目な思い

提供:大阪府

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「大阪企業ガイドブック」のデザインについて、大阪府の就業促進課企業支援グループに話を聞いた。

「大阪企業ガイドブック」の表紙が話題に

大阪府が、地元の仕事や暮らしの魅力を発信する「大阪企業ガイドブック」を発行している。

地方創生の取り組みが活発化する中で「都市部 → 自然豊かな地方へ」だけでなく「都市部 → 都市部へ」の都市間UIJターンの実現を目指して、大阪へのUIJターン就職に役立つ情報を掲載しているガイドブックだ。

府内に事務所を構える企業や移住者の声など、中身はいたって普通の内容だが、リクルートスーツに身を包んだ男女が、頭を路上に突っ込んだ奇抜な表紙がネット上で話題になっている。

提供:大阪府

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ネットユーザーからは「おもろいやん」「大阪っぽくて良いね」「インパクトはある」と好意的な声が聞かれる。

一方で、「めっちゃ怖い」「シュール」「犬神家?」「意味が分からない」と戸惑う声も寄せられている。

「少しでも印象に残るものを」と作成

同ガイドブックは、いつもはボケてる大阪が、東京や他の地域にない魅力的な仕事や暮らしを一切ボケずに届ける「ボケない大阪UIJプロジェクト」の一環で、話題の画像は同プロジェクトのホームページにも使われている。

担当者によると、このデザイン自体は、プロジェクトを効果的に広報するため、事業を委託する事業者から提案を受けて採用したもので、2016年8月から使用。2017年に背景等を少しリニューアルしたという。

デザインの意図を聞いた。

『大阪の魅力を、ボケずに真摯にお伝えする』ことがプロジェクトのコンセプトです。

コンセプトを意識しながらも、あえて「ボケている」ようなデザインにし、少しでも印象に残るものを作成することで、広く知っていただくためのツールにしようと考えました。

デザイン自体は、朝の出勤時のまちの風景をイメージしており、スーツを着た求職者が大阪府内の企業で働くために、自ら意欲的に他の地域から突っ込んできた、というストーリーを表しています。つまり、「突っ込む」くらいの意気込みで大阪にきてほしい、という想いを込めています。

デザインにあたっては「インパクト」を出すことにこだわったという。

様々な情報があふれる中、大阪府のWEBサイト、あるいは「大阪企業ガイドブック」を見てもらうためには、どうすればいいかを考えて「いかに目を引くか」「気にとまるか」といった点にこだわりました。

また、突っ込んでいる人が「U」「I」「J」をかたどっているなど、プロジェクトの内容に沿った表現も加えることで、少しでも印象に残るよう工夫しています。

閲覧数が急増、企業から好意的な声も

デザインに対して賛否両論の意見はあるが一定の効果が出ているという。

ネットで取り上げていただけたことにより、WEBサイトの閲覧数が飛躍的に増え、色々な方にプロジェクトを知っていただけたことに一定の効果があったと感じています。

掲載企業様からは「話題になることはいいことだと思う」といったご意見もいただいております。

ネットユーザーからは「『ボケない大阪』というコピーなのに、表紙が『ボケている』」というツッコミもあるが、どう考えているのか。

「表紙がボケている」といったツッコミをいただくことは狙いどおりで嬉しいことです。この他にも多様な反応をいただけたことはありがたいです。

移住先・就職先として選んでもらえるように

ガイドブックや同プロジェクトに込める思いについて、こう語る。

大阪経済を支える中小企業の人材確保を図るためには、大阪府内、近隣府県の若者はもちろん、東京一極集中の是正のためにも、東京圏からも人を呼び込むことが重要だと考えています。

中小企業と一口にいっても、様々な分野で活躍し多くの魅力をもつ企業が大阪には多数あるという。

大阪の中小企業等を紹介することで、掲載企業のみならず府内中小企業の多様な可能性と魅力を知っていただき、就職に繋げるために、このプロジェクトに取り組んでいます。

ほかの自治体でも、地域の魅力や個性を打ち出したUIJターン促進の動きが増え、全国的に地方創生の取組みが活発化するなかで、多くの企業があり都会暮らしや田舎暮らしなどの様々な暮らし方の選択肢が多い大阪を、移住先・就職先として多くの方に選んでいただけるよう、「都市部から都市部への『都市間UIJターン』の実現」をめざし、今後もプロジェクトを進めていきます。

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