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免許更新で「未来の優良ドライバーが来ております」 子連れ受講者への神対応を山形県警に聞いた

イメージ写真/fotolia

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幼い子供を連れた受講者への心配りについて、山形県警交通部運転免許課に聞いた。

子連れ受講者への配慮が話題

山形県免許センター(正式名:山形県総合交通安全センター)の心温まる対応がネット上で話題となっている。

あるネットユーザーが先日、1歳の子どもを連れて同センターに免許の更新に行ったそう。すると、窓口ですぐ授乳室に案内され、講習の最初に講師がこう言ってくれたという。

「本日は未来の優良ドライバーが来ておりますので、多少の泣き声等はご理解ください」

投稿主は優しい言葉に涙が出たという。

このセリフで良い雰囲気ができたおかげか、講習中に子どもがグズったが、周りの受講者は「気にするな」「いい子だね」と優しい言葉をかけてくれたという。

投稿主は「優しさ忘れないし、忘れられない」「山形寒くてあったかい」とコメントしている。

fotolia

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同ツイートはネット上で「感動した」「素敵なエピソード」「粋な計らい」「優良免許センター」「神」「同じ山形県民として誇りに思う」「こういう視点が、日本中どこにも必要」と一躍話題に。

元のツイートは投稿から4日足らずで4万5000超リツイート、10万4000超いいねされている。

安心して受講してもらうための工夫

この出来事について同センターに取材を申し込んだところ、山形県警交通部運転免許課の担当者が質問に答えてくれた。

担当者によると、同県では免許更新の講習は山形県交通安全協会に委託しており、同協会は子連れの受講者がいる場合には講習前に、周囲の受講者に理解を呼びかけるようにしているという。

山形県交通安全協会の事務局にお聞きしたところ、多くの受講者の方はお子様を預けるなどして来場しておりますが、事情があって、やむを得ずお子様を連れて来ざるを得ない方もおります。

そのような方に安心して受講して頂くため、講習に先立て告知し、理解を得るようにしているとのことです。具体的な表現方法については、担当する講師に任せているとのことです。

担当者「他受講者の理解もあってのこと」

子どもを連れた受講者に対して、他に何か配慮や工夫している点はあるか聞いたところ、「特別なことを行っているわけではありません」としたうえで、こう教えてくれた。

受講中、お子様が泣かれるなどして退出せざるを得なくなった場合は、すべての講習が終了してから補習を行う場合もあります。

施設面では、授乳室を設ける、各階に多目的トイレを設け、オムツの交換ができるよう折りたたみ式のベビーベットを備えるなどしております。

ネット上で大絶賛されていることについては、特別な対応を行ったわけでもなく、反響の大きさに驚いているという。

ツイートを拝見したところ、その場に居合わせた方々のご理解もあったものと考えております。

更新時講習は法律で定められた講習ですから、すべてのカリキュラムを履修して頂かなければなりません。そのような中で、皆様のご理解もあって、最後まで受講できたことに安堵しております。

全利用者が円滑に利用できるように

同センターは子連れだけでなく、全ての利用者が利用しやすいようにユニバーサルデザインに力を入れている。「敷地内の段差のフラット化」「車イスとベビーカーの貸出」「段先を見やすいよう階段の色別化」「受付窓口に昇降するカウンターの設置」といった整備をしている。

当センターは、平成17(2005)年に完成した施設です。

当時、設計のコンセプトの1つとして、「すべての利用者様が円滑に利用できるようにする」というものがあり、車いす利用者、高齢者等の皆さんが、当施設を安全快適にご利用していただくように細部にわたって工夫したものと承知しております。

出典:「山形県 おでかけらくらく情報」HP

出典:「山形県 おでかけらくらく情報」HP

運営において大切にしていることを、こう語る。

総合交通安全センターは、運転免許の更新等で多くの県民の方が利用される施設です。

県民と触れ合う機会の多い施設でもありますので、職員一人ひとりが一期一会の心がけをもって応接するよう努めております。

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