シェア

株式会社アイル/Facebook

株式会社アイル/Facebook

野菜から生まれたシート食品「ベジート」について、製造販売元・株式会社アイルの早田圭介社長に話を聞いた。

規格外野菜を使った「VEGHEET」

長崎県平戸市の株式会社アイルは、野菜をペースト状にして乾燥させたシート食材「VEGHEET(ベジート)」を製造販売している。

形やサイズの違いで使われない「規格外野菜」を活用したエコな商品で、原料は野菜と寒天のみ。栄養素は、野菜が持つ成分のほとんどが入っているという。常温で保存でき、賞味期限は1年。

現在は、「ニンジンシート」と「ダイコンシート」の2種類(5枚入、税別350円)をイトーヨーカ堂の一部店舗でテスト販売している。

ネット上などで「かさばらないし、主張しすぎないし、飾り付けには最高だしで最強じゃない?」「離乳食にめっちゃ良さそう!!」「災害時の備蓄にもなりそう」「用途が無限に広がる」「欲しい」「こういうの、どんどん広がればいい」と注目を集めている。

約20年前に出会った「野菜のり」がキッカケ

早田社長は約20年前に九州の海苔メーカーの工場の一角で野菜をシート状にする開発が行われているのを見て衝撃を受け、その事業に参画して事業を展開した。

しかし、海苔メーカーが民事再生となり、事業がストップしてしまったそう。その後、単独で商品の開発を行い昨年9月に現在の商品の量産化に成功し、本格的な販売を開始した。

開発にあたっては「食感」を工夫したという。

野菜をペーストにして乾燥させると通常は食感がゴワゴワとした紙を食べるようなものになります。

口どけがして、海苔を食べているような食感にするために特殊な加工を行い、薄く乾燥させるための機械を開発しました。

鮮やかな色は野菜そのままのナチュラルカラーだという。

原料に着色料や保存料を使用しないことにこだわりました。独自のノウハウで変色を最小限に抑えることに成功しました。

「ロール」や「トッピング」「海苔代わり」に

使い方の一番のお勧めは、サラダを同シートで巻いて食べる「ベジロール」だという。

野菜の他に肉や魚介類を一緒に食べると更においしくなります。

また、細く裁断してパスタやスープのトッピングとしても使用できます。海苔の代替品として、巻きずしやおにぎりにも使用できます。

「星付きレストラン」も使用、世界の食卓へ

同商品は国内外で大反響となっており、フランスやイタリアの星付きレストランでも使用が始まったそう。

また、イトーヨーカ堂でのテスト販売ではニンジンシートが販売開始後3時間で売り切れたという。

野菜シートは、環境・地域・人にやさしい商品です。原料となる野菜は、ペーストとして使用するため、サイズの違いや傷、変形などで市場に出回らない規格外野菜を使用します。

また、本社がある平戸市は、人口3万人の過疎化が急減に進む地域です。その平戸市に新たな産業を生み出すことで地域の活性化になります。

更に野菜シートは、野菜の成分をほとんど含んでからだにやさしい商品です。この野菜シートを日本だけでなく世界中の食卓に並ぶような商品にしていきたいと思います。

出典:VEGHEET/HP

出典:VEGHEET/HP

Posted: |Updated:

Text by 長澤まき

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング