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日本初「ミニチュア撮影スタジオ」が誕生!リアルなミニ家具・小物が500点以上、安全性にも配慮

mini_studio.jp/Instagram

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日本初のミニチュア専門撮影スタジオ「ミニチュアスタジオ」を取材した。

日本初のミニチュア専門スタジオがオープン

神奈川県横浜市に3月、ハリネズミやハムスター、爬虫類などの小動物や、ドールやフィギュア、ぬいぐるみなど「小さな家族」専用の写真・動画のセルフ撮影ができる「ミニチュアスタジオ」が誕生した。

宮殿のようなお部屋やスタイリッシュなブルックリン部屋、コタツのある和室など、さまざまなシチュエーションを現実の6分の1サイズのミニチュアセットで再現。

2時間~の撮影ブースを借りられ、好みのミニチュア家具や小物を選んで、自分のカメラやスマホなどで自由に撮影できる。

デジタル一眼レフカメラの貸し出しもしており、4月からはカメラマンによる撮影・デザインプランも開設予定だ。

先代ハムスターとの別れで後悔し企画

なぜ「ミニチュア専用スタジオ」を作ろうと思ったのか。

ミニチュアスタジオの担当者によると、3年ほど前に飼っていた先代ハムスターが亡くなったことがキッカケだという。

お迎えしてからお掃除以外はゲージの中でのお世話のみで、写真もピンボケの物ばかりで、「もっとたくさん写真を撮っておけばよかった」と本当に後悔をしたのを覚えています。

しばらくして他のスタッフがハリネズミを飼い始めた時に、写真たくさん撮っておいた方がいいよという話になりました。

どうせ撮るならと、小動物が撮影できるスタジオを探しましたがどこにも見つかりませんでした。「もし自分たちが撮影するなら?」というところから企画がはじまりました。

もともとは「ミニチュア」ではなく「小動物のスタジオ」を考えていたそう。

ただ撮影するだけだったらお家でもできますが、撮影専用のセットを考えるうちに、シチュエーションを考えたミニチュアセットを作成することにたどり着きました。

セットを作るうちに、ドールの家具のサイズが適切ということがわかり、ドールの撮影もできるようなセットにも応用できる形へと幅が広がりました。

短時間で上手く撮ろうとすると動物に負担をかけてしまうこともあると考え、飼い主がゆっくり撮影できる「基本セルフ撮影」のスタジオにしたという。

安全性に配慮、専門家に相談

オープンに至るまでは、とにかく前例のないスタジオなので全てが手探り状態だったそう。

小動物のスタジオなので、特に「安全性」にできる限り配慮したという。

動物なので想定外の動きをすることを考え、専門家に話を聞き、撮影ブース内ではセットを囲む透明のケージを設置できるようにしたり、撮影台にはネズミ返しを取り付けたりできるような設計をしています。

すべてではございませんが、ミニチュアのセットに使用している塗料や接着剤は幼児の「つみき」などにも利用できる材料をなるべく使うように配慮しています。

次に他の動物がそのまま使わないように予約のスケジュールを組んでおり、撮影後のセットは感染症等の予防のため、ペットが舐めても安全な除菌スプレーを使って念入りに清掃しているそうだ。

動物がかじって壊してしまったり、汚してしまったりすることもあるが、故意な破損でなければスタッフが清掃・修復するという。

ただし、撮影作業は基本的に自身で行うので、連れてきた動物からはくれぐれも目を離さないようにする必要がある。

リアルさを追求、ミニチュア家具等が500点以上

セレクトできるミニチュア家具や小物は500点以上。主に6分の1サイズのものを使っている。

このサイズのミニチュアは購入しようと思っても種類もなく、とても高額なため集めるのが大変でした。

ですので、足りないものは自分たちでオリジナルを設計から行い制作しています。その他、既成品をリメイクしたり、職人さんにオーダーで作成してもらったりしています。

おもちゃとしてのミニチュアではなく、デザイン性はもちろん、家具や小物をリアルに再現するように作るように心がけています。

オリジナルのミニチュア家具を何点かご紹介。

・『茶壺棚』

棚受けの足の部分を単純にせず透かし彫りのような感じにしたかったので、左右対称になるように設計し、作成致しました。

提供:ミニチュアスタジオ

提供:ミニチュアスタジオ

・『アジアンチェスト』

こちらも設計から行っています。

ビーズ等のパーツを組み合わせて、細部を表現するかを考えながらいろんな素材や材料をいつも探しています。このチェストの取手は、ピアスの部品とマルカンとビーズの飾りを組み合わせて作りました。

提供:ミニチュアスタジオ

提供:ミニチュアスタジオ

・『トランク』

手芸店で売っているフェイスレザーだと味わいがないため、リサイクル店で売っていた革鞄を解体して制作しました。

提供:ミニチュアスタジオ

提供:ミニチュアスタジオ

「撮影を通して楽しい時間を共有」

3月8日の報道発表以外はほとんど宣伝をしていないが、ちらほら予約が入っているそう。

今後ドール専用セットや自然素材のみで作成した小動物向けの完全安全セット等を随時追加していく予定で、4月にはドールのイベント、5月にはハリネズミの飼い主撮影会イベントを企画中だという。

小動物もドールもとっても良い表情を見せてくれたり、なかなか正面を向いてくれなかったり、撮影中にはハプニングも含めていろんなことがあり、どのお客様も笑顔が絶えません。

良い写真が撮れるのはもちろんですが、うまく撮れなくても撮影を通して、楽しい時間の共有や思い出づくりのお手伝いができたらうれしいです。

現在、遠方の方やスタジオまでお連れできない方のためのレンタルセットや販売セットも制作中です。

今後も様々な形で小さなご家族とのコミュニケーションができるサービスを考案していきたいと思います。

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Text by 長澤まき

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