シェア

【取材】散歩×ビンゴの「おさんぽBINGO」が楽しそう!研究者の閃きを形に

おさんぽBINGO/株式会社サン・アド

おさんぽBINGO/株式会社サン・アド

いつものお出かけをもっと楽しくする「おさんぽBINGO」について、文具ブランド「ブンケン」の担当者に取材した。

散歩と組み合わせた「移動式ビンゴ」

広告制作会社サン・アドによる文具ブランド「ブンケン」は、「散歩」と「ビンゴ」を掛け合わせた移動式ビンゴゲーム「おさんぽBINGO」を販売している。

例えば「はる」のカードには、「さくら」や「つくし」「つばめ」「いちねんせい」など春に遭遇しそうなイラストが描かれており、散歩中に見つけたら穴を開けていく。

提供:サン・アド

おさんぽBINGO/株式会社サン・アド

ネット上で「楽しそう!!」「外に出るきっかけになる」「めっちゃ欲しい」「素敵すぎる」「子どもが小さいときにあったら、絶対買ってた」「大人がやっても超盛り上がるやつ」と話題になっている。

研究員が出産・育児を機に閃き

同商品のアイデアは、3人の子どもがいる研究員が長男の出産をきっかけに思い付いたという。

妊娠時、お腹の赤ちゃんのために1日30品目食べるという目標をたてたが簡単にはいかず、「楽しまないと続かないし、頑張ったご褒美も必要だ」と思ったそう。

その後出産し自然と散歩へ出かける機会が増えてきたが、子どもはいつも機嫌よく出かけてくれるわけではない。そこで思い付いたのが「ビンゴ」だという。

散歩とビンゴを掛け合わせることで、子どもを散歩に連れ出すキッカケになるし、歩くのも頑張れ、どんどん一緒に出かけたくなる。研究員の「こんなのあったらいいな」という思いが形になったという。

長男出産の時期に構想が生まれ、ぼやぼやしているうちにそんな思いの中で次男、三男の出産が続き、このような形で発表するまでにちょっと時間がかかりました。

でも実は、ブンケンができる前に、一度個人的にプロトタイプはつくっていて、チャンスを伺ってました(笑)

ブンケン発足とともに、デザイナーのアイディアをプラスして、さらにブラッシュアップして完成度の高いBINGO が誕生しました。

提供:サン・アド

おさんぽBINGO/株式会社サン・アド

誰でも楽しめるよう「イラスト」にこだわった

開発にあたっては、「イラスト」にこだわったという。

この商品は、まだ字の読めない小さな子供から、お爺ちゃんお婆ちゃん、日本語が読めない外国の人まで絵を見ればすぐにわかるくらいのものにしたかった。

モノを見つけて、それを知る喜びにつなげたかったので、イラストレーションは、いわゆる絵本のようなディフォルメされたものではなく、学びを念頭に入れて植物図鑑のようなきちんとした印象のものにしました。

また、ヒコーキ雲とかサラリーマンとか、その日のその時間にしか見つけられないようなモノもBINGO に取り入れています。

パッケージデザインは、散歩に持ち運びできるように、ビンゴの穴の形をした取っ手がポイントになっているという。

提供:サン・アド

おさんぽBINGO/株式会社サン・アド

達成感を味わうため、あえて「紙」に

同商品は、「まち」「はる」「なつ」「あき」「ふゆ」の5種類。

季節によって自然は変化すること。注意深く見て歩くことで、たくさん自然と触れ合うことができるので、四季を分けたBINGOにしています。

また、地域のことを覚える目的で使ってもらえるように「まち」もつくって見ました。

いろんな企画は出ているので、アイテムは増える可能性もありそうです。乞うご期待!

デジタル化の時代に、アプリ等でなく、あえてアナログな「紙」のビンゴにしたのには理由があるという。

自分の指を使って、自分で穴を開けることに大きな意味があります。「自分で」達成感を味わうのが、楽しさへつながる要素だと思います。

「またおさんぽ行こう」って思ってもらいたいので、デジタルではできないべこっと穴を開ける作業は、紙だからできることだと思います。

おさんぽBINGO/株式会社サン・アド

おさんぽBINGO/株式会社サン・アド

全世代の「モチベーションアップ」に

同商品は、子供を連れて毎日似たようなコースを散歩する親御さんのモチベーションアップにもなりそうだ。

子供と大人のモチベーションアップを狙っています。

例えば、「おさんぽBINGO」があるだけで、

いつものおさんぽより、長い時間おさんぽできる。
いつものおさんぽより、遠くまでいける。
いつものおさんぽより、たくさん発見や会話が増える。
また、久しぶりにあったジジやバアバとも一気にコミニュケーションの距離を縮められる。
すぐに仲良くなれるきっかけになる。
旅行やキャンプ、お誕生日会など、親子だけではなくお友達とのコミュニケーションも取りやすくなる。

先にBINGOになったら、「なにしようか?」と目標を決めることもモチベーションアップに繋がります。

実際に使った人からは、「家族イベントのコンテンツとして、夏休みのキャンプで盛り上がった」「『はる』の四つ葉のクローバーを見つけたくて、すごく長い散歩になった」といった有難い声が届いているという。

大切な時間を有意義に楽しんで

おさんぽBINGOに込める思いを聞いた。

とにかく電子ゲームでは味わえない、リアルな自然や季節や生き物などを見て、触れて、覚えられること、また歩く楽しさ、発見する楽しさ、誰かと同じ時間を過ごす楽しさを味わえることが目的です。

「おさんぽ」という「大切な時間」を有意義に楽しんでもらえたらと思います。

子供だけではなくて、初めてのデートで会話に困ったときや、ジジとバアバとのおさんぽ、大学のサークル、遠足、ピクニックなどいろいろなシーンで活用してもらいたいです。

提供:サン・アド

おさんぽBINGO/株式会社サン・アド

同ブランドは他にも、鉛筆が短くなるごとに“好き”が強くなる「ラブレター鉛筆」や、訪れた場所をあらかじめ書き込めるお土産用小分け袋「ここに行ってきました」など、斬新な商品を展開している。商品づくりに込める思いを、こう話す。

ブンケンのプロダクトは、自分の中にある個人的で些細で、時にくだらない直感だったり、違和感だったり、疑問だったりを形にしてます。

みんながいい!というものを狙ってつくるのではなく、一人の個人的な思いを追求した結果、多くの人が共感してくれるというものづくりをしています。

ブンケンのプロダクトをきっかけに、今まで会話が少なかった人同士の会話が増えたり、コミュニケーションが生まれるといいなと思っています。

関連タグ:

Posted: |Updated:

Text by 長澤まき

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング