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新潟の老舗が生んだ「文具の和菓子」が可愛い!こだわりを聞いた

越乃雪本舗大和屋/Facebook

越乃雪本舗大和屋/Facebook

文具をモチーフにした和菓子について、新潟県長岡市の老舗和菓子店「越乃雪本舗大和屋」に話を聞いた。

クレヨンやおはじきがモチーフの和菓子

安永7年(1778年)に創業した新潟県長岡市の老舗和菓子店「越乃雪本舗大和屋」が文具をモチーフにした和菓子を生み出した。

クレヨンをモチーフにした「おいしい おえかき」、おはじきモチーフの「あまい おはじき」、積み木モチーフの「こはくの つみき」の3種類だ。

ネット上で「はちゃめちゃに可愛い」「きれい」「可愛すぎて泣いた」「欲しいです」「食べるのがもったいない」「部屋に飾りたい」「食べたいのに食べたくない、この矛盾」と話題になっている。

伝統的な干菓子の良さを伝えようと開発

歴史ある老舗和菓子店が、なぜユニークな和菓子づくりに挑んだのか。越乃雪本舗大和屋の専務に聞いた。

伝統的なお干菓子の良さ、かわいさをどうすれば今のお客様に伝えられるのか、今のお客様はどういったものをお選びになるのかというところから考えました。

開発のキッカケは2017年の全国銘菓展。テーマの「うれし・たのし・わがし」に合わせ、楽しい意匠ということで「こはくのつみき」を。今年のテーマ「楽しきかな わ・が・し」には、前年のテーマの延長線上として「おいしいおえかき」「あまいおはじき」を調製したという。

伝統的なお干菓子はある程度の抽象性をもっていたり、四季折々のものであったりするのですが、今回はあえて、季節感、抽象性を持たない、当店から物語をお客様に提示できるものをと考えました。

パッケージのイラストと、特にこはくのつみきが絵本調なパッケージなのはそのためです。

外観は斬新に、技術は基本に忠実に

「おいしい おえかき」は、包装や箱まで本物のクレヨンにそっくりだ。

見た目のかわいさだけでは、2017年もやったことの焼き直しになってしまう可能性もありました。

ですので、フックとして驚きをもたらすもう一押しが欲しいと考えたときに、「本物と見紛う外観」という発想に至りました。今回パッケージでのこだわりはそこになります。

当然、口にするものですので、色合いやフレーバーも優しく、特に色は日本の伝統色をモチーフにしております。口にする際に抵抗がないレベルで、との考えを基にしており、この考えはお茶会でのお菓子をお納めする際にも基本的なところとなります。

見た目はキャッチーに、使用する道具や技術、考え方はあくまでも基本に忠実に。という点に気を付けて開発いたしました。

味は左から和三盆(プレーン)、ラムネ、みかん、ぶどう、ゆず、まっちゃ、さくら、こくとう味となっている。

4月16日からお取り寄せも

3種類のうち「おいしい おえかき」と「あまい おはじき」は、4月16日から東京・日本橋三越の菓遊庵で販売。同日から本店での店頭販売と店からの発送(電話での取り寄せ)も行う。

新潟県内の伊勢丹・三越での販売も予定しているという。

「こはくの つみき」については、越乃雪本舗大和屋本店での店頭販売と発送を予定。ただし、「おいしい おえかき」「あまい おはじき」の製造を優先するため、発売時期は1週間ほど後になりそうだという。

手のひらサイズのお楽しみを伝えたい

和菓子作りに込める思いをこう語る。

和菓子、特にお干菓子は世間のイメージよりもっと楽しいものです。

日本人の美意識と遊び心がギュッと凝縮されたものであると当店では考えています。

そんな手のひらサイズのお楽しみをこれからも皆様にお伝えしていければと思っております。

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Text by 長澤まき

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