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大阪大が「紙の電子ペーパー」開発に成功!ネット上に早い実用化を望む声

fotolia

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「紙の電子ペーパー」が開発され、話題になっている。

大阪大学が「紙の電子ペーパー」を開発

大阪大学は先日、「紙を用いた電子ペーパー」の開発に成功したと発表した。

同大学産業科学研究所の古賀大尚特任助教と能木雅也教授らの研究グループが、電子で表示する電子ペーパーを作製。

慣れ親しんだ「紙」に、手書きや印刷だけでなく、電気で情報を表示することも可能に。将来、「紙の電子書籍」の実現も期待されるという。

「透明な紙」と「白い紙」を併用

電子ペーパーはガラスやプラスチックの「透明基材」を使って作られているが、従来の「紙」は透明性を持っていないので、電子ペーパーに応用するのは難しかった。

同研究グループは、樹木セルロースナノファイバーから成る新しい「透明な紙」と、セルロースパルプ繊維から成る従来の「白い紙」を併用することで、電子ペーパーの一種であるエレクトロクロミック(EC)ディスプレイを開発。

透明な紙に導電性高分子、白い紙にイオン液体を複合化する技術を開発し、紙ベースの高透明性EC電極と高視認性白色電解質の作製に成功。

これらを重ね合わせることで、全て紙ベースで折り曲げも可能なフレキシブルECディスプレイを実現した。

進むペーパーレス化

近年、さまざまな場面で「ペーパーレス化」が進んでいる。

公益社団法人全国出版協会によると、2017年の「紙の出版物」の推定販売金額は前年より6.9%減の1兆3701億円と、13年連続のマイナス。一方で、「電子出版」市場は前年比16%増の2215億円と増加し続けている。

「紙の書籍」人気は根強い

しかし、「紙」の人気も根強い。

ジェイアール東海エージェーンシーが2015年に行った調査によると、電子書籍を利用しない理由で最も多いのは「紙の書籍が好きだから」という回答だった。

出典:「ジェイアール東海エージェンシー」調査

出典:「ジェイアール東海エージェンシー」調査

ネット上には「早く商品化を」という声

大阪大学の発表を受けて、ネット上には多くのコメントが寄せられている。

「リアル本と電子本のいいところを合体できるってこと?凄い」「早く商品化してほしい」と期待する声が多い。

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Text by 長澤まき

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