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米アップルが「スマホ依存対策の機能」を導入へ!ネット上は「最大の社会貢献」との声

スマホ依存のイメージ写真/fotolia

スマホ依存のイメージ写真/fotolia

米アップルが「スマートフォン依存対策」の新機能を発表し、注目を集めている。

アップルがスマホ依存対策を発表

米アップルは6月4日、新たな「スマホ依存対策」を発表した。

「各アプリごとの利用時間」や「1時間あたりのスマホ使用回数」などのデータを入手し、使用時間を制限。保護者が子どものスマホ使用時間等のデータを受け取り、遠隔操作で簡単に使用時間を制限することもできるという。

また、会議が終わるまで通知しないように設定したり、Siriが通知の取り消しを提案したりするという。

若い世代の「スマホ依存」が問題に

NHKによると、依存対策機能の追加は、子供や10代の若者がスマホを長時間使うと心の健康を害するという調査結果を受けて、対策を求める声が高まっていたことを受けてだという。

スマホやタブレット等の普及に伴って、世界中で「ネット依存」が課題となっている。

情報通信白書2014によると、6カ国でアンケート調査を行ったところ、共通して10~20代にネット依存傾向が高い層が多いという。

MMD研究所が2016年に実施した「スマホ依存に関する調査」では、10~30代の2割以上が「かなり依存している」と自覚しており、その中の21.2%が1日に7時間以上スマホを触っていると答えた。

「そばに無いと不安」「運動不足」

情報通信白書2014によると、ネット利用により日本では、「ネットのしすぎで運動不足」「仕事や趣味、運動の時間を削ってネットをしている」「常に端末をそばに置いていないと不安」など、現実生活への影響が出ており、各国もほぼ同じ傾向だそう。

ネット依存対策に取り組むエンジェルスアイは、ネット依存症になると、感情をコントロールできなくなる・現実社会との常識のズレが起きるなど「心への影響」と、頭痛やダルさ、寝不足といった「身体への影響」、現実の人間とコミュニケーションができなくなるなど「社会性」等のさまざまな影響があると、依存の危険性を訴えている。

広がる依存対策

こうした中、ネット依存対策に取り組む企業や自治体が広がりを見せている。

格安スマホのトーンモバイルは、ゲームは1日1時間までなど「各アプリごとに利用する時間を設定」するサービスを提供。「SNSは夕方まで」というように時間帯で制限することもできる。

スマホ依存・中毒対策アプリの「タイマーロック」は、指定した時間にスマホを強制的にロック。ロック解除には課金が必要となるので、スマホ使用の歯止めになる。

兵庫県は近年、以前IRORIOでも取材したスマホ依存気味の青少年が無人島で4泊5日を過ごすプロジェクト「オフラインキャンプ」を開催している。

ネット上には「iOS最大の社会貢献」という声も

アップルの発表を受けて、ネットユーザーからはさまざまなコメントが投稿されている。

「いくら子どもとはいえ制限するのはどうか…」「親に制限されるの嫌だな」と戸惑う声がある一方、「朗報」「素晴らしい」「こういうの歓迎!」「iOS史上最大の社会貢献」「考えるキッカケになりそう」と称賛する意見もあった。

このほか、製品やサービスの提供元が自ら依存対策に取り組むアップルの姿勢を評価する声が見られた。

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Text by 長澤まき

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