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【取材】大阪北部地震を受け、盲導犬総合支援センターが「障がい者への声かけ」を呼びかけ

【公式】もうどう犬 エルくん/Twitter

【公式】もうどう犬 エルくん/Twitter

障がいがある人への声かけを呼びかけるツイートについて、盲導犬総合支援センターの広報担当者に話を聞いた。

「障がい者に“声かけを”」と呼びかけ

大阪府北部を震源とする震度6弱の地震が発生したのを受けて、盲導犬総合支援センターの公式キャラクター“もうどう犬 エルくん”が、盲導犬ユーザーをはじめとする「障がいがある人への声かけ」を呼びかけるツイートを投稿した。

「もしご近所に障がいがある人がいたら、どうか声かけをおねがい。」と呼びかけている。

「声かけパンフ」を作成

担当者によると、同センターではエルくんの活動の一環として、以前から震災が発生した際に「声かけ」を呼びかけており、今回のツイートも「声かけ」というアクションに気付いてほしいと思い投稿したという。

同センターは日頃から、「『お手伝いしましょうか』の声かけが自然に行き交う社会になれば、盲導犬ユーザーは今よりもずっと安心して、楽しく盲導犬と出かけることができる」という思いのもと、声かけ普及活動を行っており、昨年には「声かけパンフ」も作成。

パンフレットは同センターのホームページからダウンロードすることができる。

出典:盲導犬総合支援センター「声かけパンフ」

出典:盲導犬総合支援センター「声かけパンフ」

声かけのポイント「ユーザーの前から」

お手伝いが必要そうな盲導犬ユーザーを見かけたとき、どう声をかけたらいいのか。

声かけのポイントは、次の3つ。

・盲導犬ユーザーの前に立って声をかける

・声をかけた後、軽く肩などを叩く

・腕を引っ張ったり、ハーネスをつかんだりは、絶対にしない

最初に「お手伝いしましょうか?」と声をかける際に、「盲導犬を連れている方」「白杖をお持ちの方」など、声をかけている対象を明らかにする一言を添えれば、より安心してもらえるという。

内容を聞いてできる範囲を伝える

声かけ後は、まず盲導犬ユーザーに何をお願いしたいのか、お手伝いの内容を聞く。

どこまでお手伝いすればいいか迷うときや、お手伝いできる内容に制限がある場合は、「今、自分ができるお手伝いの範囲」を盲導犬ユーザーに伝えればいいそうだ。

手引きが必要な時は、肘をもってもらうか、肩に触れてもらうかなどの誘導方法を盲導犬ユーザーに聞いても失礼ではないそう。また、歩く速度等を確認することも、安全な誘導に繋がるという。

盲導犬ユーザーからは、「道に迷っていた時」や「信号待ちをしていた時」「お店に入った時」「駅やバス停にいるとき」などに声をかけてもらって嬉しかったという声が届いているという。

コミュニケーションの一部として気軽に

お手伝いが終わった時は、黙ってその場を去るのではなく、「では、ここで失礼します」の一言をお願いしている。

盲導犬ユーザーは、手伝ってくれた人の温かい気持ちに対して、お別れをする前にきちんと感謝の気持ちを伝えたいと考えているからだそう。

また、もし「お手伝いしましょうか?」と声をかけて断られた時も、「大丈夫ならよかった。お気をつけて」と見守り、引き続き声かけの気持ちを持ってもらえると、とても嬉しいという。

出典:盲導犬総合支援センター「声かけパンフ」

出典:盲導犬総合支援センター「声かけパンフ」

「声かけ」について、こう語る。

盲導犬の使用者の方たちは道に迷われた時、なかなか本人から声をかけることができません。

周りの方がコミュニケーションの一部として、気軽に「声かけ」をできるよう広まれば、と思います。

もしお困りの方に気づいたら、気軽に「声かけ」をして、コミュニケーションを始めていただけたら良いなと思います。

(盲導犬総合支援センター 広報担当者)

Posted: |Updated:

Text by 長澤まき

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