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【取材】「日本一写真を撮られるATMに」鳥取銀行の“妖怪屋敷風のATM”が話題

水木しげるロードのATM 提供:鳥取銀行

水木しげるロードのATM 提供:鳥取銀行

鳥取県境港市の観光スポット「水木しげるロード」にある妖怪屋敷風のATMについて、設置する鳥取銀行(本店・鳥取市)に取材した。

一風変わった「注意書き看板」が話題

水木しげるロードに、一風変わったメッセージが書かれた立て看板が立っている。

古びた木の看板には、筆文字で「ATM周辺で妖怪に暗証番号を聞かれても決して教えないで下さい」と注意書きが記されている。

ネット上で「こういうの良いなぁ。疲れがほぐれます」「テンション上がります」「好き」「ユーモアとセンスある」「提灯がいい!」などと、話題になっている。

提供:鳥取銀行

水木しげるロードのATM 提供:鳥取銀行

観光スポットの一つにとデザイン

この看板は、水木しげるロードにある同行のATM前に設置。立て看板だけでなく、ATMコーナー自体も茅葺(かやぶき)風屋根の古民家のような装飾のユニークな造りだ。

鳥取銀行の広報担当者によると、同所は毎年200万人以上が訪れる鳥取県を代表する観光スポット。しかし、数年前まで地域金融機関のATMコーナーが設置されていなかったそう。

そこで地域住民や観光客の利便性向上のため、2012年7月に「妖怪屋敷風ATM」としてオープンしたという。

当時の担当部であった営業推進部営業企画室が、新ATMを設置するなら、水木しげるロードの観光スポットのひとつとなるような外観にすることで、地域貢献の一助になるのではないかと考え、妖怪屋敷風デザインといたしました。

提供:鳥取銀行

水木しげるロードのATM 提供:鳥取銀行

お化け提灯に妖怪が映るモニターも

「茅葺風の屋根」や「古民家のような外装」「お化けちょうちん風の装飾」「妖怪や同銀行のロゴが映るモニター」などを設置し、見て楽しんでもらえる作りにしたという。

ATM前に設置されている立札風の注意喚起文書の「妖怪に暗証番号を聞かれても、決して教えないで」というメッセージは、誰がどのように発案したのか聞いた。

いくつかの候補の中から営業企画室の中で投票を行い、雰囲気に合っており詐欺被害の注意喚起にもなるということで同文書を採用しております。

提供:鳥取銀行

水木しげるロードのATM 提供:鳥取銀行

海外からの旅行客にも愛されるATM

ATMは設置当初から地元新聞をはじめ、全国版の朝のニュースや地域紹介バラエティ番組などで取材されているという。

水木しげるロードの観光振興にも一役買えたのではないかと考えますし、現在も地域住民や観光客、海外からの旅行者にも愛されるATMであると考えております。

なお、ATMコーナー自体の設備ではないが、店舗前のベンチも2011年に同行が境港市に寄贈したもの。鬼太郎やねこ娘のイラスト入りで、地元の日南町森林組合がつくった特製ベンチだそうだ。

「日本一写真を撮られるATM」に

ATMは、2016年11月にセブン銀行との共同キャッシュコーナーとして、海外カード対応ATMに生まれ変わった。

国内金融機関で発行されたカードのほか、海外で発行されたカードのご利用が可能です。

近年増加している外国人旅行者へのサービス向上につながり、観光地域としての魅力向上や「まちなか」の活性化に貢献できるものと考えております。

このATMに込める思いを、こう語る。

「日本一写真を撮られるATMにする」ことで、水木しげるロードを一緒に盛り上げていきます。

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Text by 長澤まき

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