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【取材】“幼稚園”の付録「紙でつくるガシャポン」が本格的!小学館の担当者にこだわりを聞く

提供:小学館

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小学館の幼児向け雑誌「幼稚園」10月号の付録「仮面ライダージオウ ライドウォッチ ガシャポン」が本格的だと話題になっている。

企画した幼稚園編集部の付録担当・大泉高志さんに取材した。

本格的な付録のガシャポン付録に驚きの声

「ガシャポン付録」は、紙の部品を組み立てていくと、本物そっくりなガシャポンの機械が完成する。

本体手前の透明なシートが実物のような雰囲気を高めており、中に入れるカプセルも本格的なプラスチック製だ。もちろん、つまみを回すとカプセルが出てくる。

提供:小学館

付録のガシャポン 提供:小学館

SHOGAKUKANch/YOUTUBE

SHOGAKUKANch/YOUTUBE

インターネット上では「クオリティ高いっ」「豪華」「なにこれ!欲しい」「すごい楽しそう」「高校生だけど買おうかな」「考えたスタッフに拍手」と大反響に。

同付録を紹介したツイートは8万超の「いいね!」を得ており、幼稚園10月号は現在、通販サイト大手のAmazonの「乳幼児の雑誌ランキング」でベストセラーになっている。

担当者「本物そっくり」にこだわり

本格的なガシャポン付録はどのようにして生まれたのか?

幼稚園編集部で付録を担当する大泉さんに話を聞いた。

お子さんってガシャポン好きですよね。

「100円を入れずに、無限に出来たら嬉しいだろうな~」と。

スーパーに置かれたガシャポンの前で、「1回だけ!」とお母さんに泣きつくお子さんを見たこともきっかけです。

今回の付録を開発するにあたっては、「バンダイのガシャポン筐体(きょうたい)そっくりに作ること」にこだわったという。

これまでもガシャポンのオモチャや付録はありましたが、どれもお子さん向けのデザインにアレンジされていて。

「お子さんだって、本物と同じデザインのほうが嬉しいのでは?」と。

「郵便ポスト型の貯金箱」みたいに、外で見るもののミニチュアが家にあるのって、なぜか嬉しくないですか?

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付録のガシャポン 提供:小学館

付録ができるまでの流れ

同誌には毎号、「紙で作る『射的ゲーム』」や「紙で作る『対戦型エアホッケー』」などの魅力的な付録が付いてくる。

これらの付録は、編集部内での議論を踏まえつつ、基本的には付録担当者が考えているそうだ。

付録の完成までの流れを聞いた。

1.今回であれば、「本物そっくりのガシャポン筐体を作りたい」「カプセルはプラ製」「手前は透明」というオーダーを、設計士に発注します。

2.設計士が白い紙でダミーを作成。ちゃんと遊べるか、作りにくくないか、などを検証し、設計図が完成します。

3.イラストレーターに絵を発注。

4.組み立て順を考え、番号などをデザイナーに発注します。

5.校正紙を組み立てて校了です。

▼ダミー

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付録のガシャポン 提供:小学館

▼番号を加えた設計図

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付録のガシャポン 提供:小学館

9月号の「回転寿司」も一押し

これまでに、特に人気があり一押しの付録は、くら寿司とコラボした9月号の「かいてんずしつかみ」だという。

電動モーター付きで、自動的にお寿司が回り続けます。

くら寿司さんにコラボをお願いしたのも、先ほどの「本物のほうが嬉しかろう」理論です。

思ったより回転のスピードが速くなっちゃって(汗)

「大人でもつかむの難しい!」との声もたくさんいただきました。

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付録のガシャポン 提供:小学館

子どもに「驚き」と「尊敬」を

付録に関して「作るのが面倒!」「すぐ壊される!」という声も多いそうだが、付録を「組み立てる過程」も楽しんで欲しいと思っていると話す。

平たい紙を、折ってくっつけているうちに、おもちゃが出来上がる。そんな驚きを、子ども時代に体験していただきたいなと。

付録を完成させる親御さんを単純に「すごい!」と思わせて、お子さんに尊敬させたいのもあります(笑)

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付録のガシャポン 提供:小学館

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Text by 長澤まき

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