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銀河鉄道の夜をイメージしたカクテルが美しい!店長にこだわりを聞く

提供:BAR十誡

提供:BAR十誡

文豪をモチーフにしたドリンクについて、「BookCafe&Bar 十誡(じっかい)」店長の土方陽菜さんに話を聞いた。

宮沢賢治モクテルに12万超のいいね!

東京・銀座にある「BookCafe&Bar十誡」は、文豪をモチーフにした月替わりのカクテルやモクテル(ノンアルコールカクテル)を提供している。

9月の文豪モクテルは宮沢賢治「ケンタウル祭の夜に~銀河鉄道の夜~」。宇宙をすくい上げたかのような真っ青なバタフライピーティー(ハーブティー)に、星屑を思わせる金箔がキラキラと輝く一品だ。

自家製ラベンダーシロップを入れると、カップの底から燃え上がるように、鮮やかな赤色に変わる。

ネット上で「めちゃくちゃ綺麗」「なんですか、この美しい飲み物は!」「とっても素敵」「驚きと楽しさだけでなく、こんなに物語性を託せるなんて」「小宇宙を感じた!!」「飲むのがもったいない」と話題になっており、同ツイートは12万超のいいね!を得ている。

宇宙を思わせる「濃紺」を再現

このストーリー性のある美しいモクテルは、宮沢賢治の月命日に合わせてリリースされた。

もともと去年の8月に「星めぐり」という宮沢賢治のイメージモクテルを発表いたしました。

あまりの反響に定番化させまして、宮沢賢治の作品世界を再び違う形で商品化できないだろうかと考え、賢治の誕生月である8月に「銀河遊泳」、命日月である今月「ケンタウル祭の夜に」を商品化いたしました。

同メニューの開発にあたっては、宇宙を思わせる濃紺にすることにこだわり、バタフライピーの濃さを調整したそうだ。

バタフライピー自体、昨今流行の兆しにあり、他店でもさまざまなメニューが提供されている為、お客様に既視感を与えないようなオリジナリティーを追及しました。

より濃く抽出されるバタフライピーを探し、贅沢に濃くエキスを抽出しております。(もともとほとんど無味無臭のお茶であるため、渋みを感じることはございません。)

提供:BAR十誡

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蠍の火をイメージ

後入れのラベンダーレモネードは自家製のもので、オーガニックラベンダーとフレッシュレモンを使用したオリジナルレシピだという。

物語の中に登場する、蠍(さそり)の火が燃えるシーンを連想させるイメージと重ねて、タイトルやキャプションなども考案いたしました。

提供:BAR十誡

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「好事家の書斎」がコンセプトのカフェバー

同店は「好事家の書斎」をコンセプトとして感性を刺激するブックライブラリースタイルのカフェ・バーだ。

壁一面に鎮座する書架には、コアな芸術書や写真集からレアな本、ミステリーなど多くの本が並ぶ。

アナログレコードの温もりのある音域を楽しみながら、アンティークのソファに身を沈めて落ち着いた時間を過ごせる。

店長の土方さんは文学や芸術に興味があり、またお酒を嗜むことも好きだったので、オープニングスタッフとして同店に入店したそうだ。

提供:BAR十誡

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興味を持ってもらい「本を手に取るキッカケ」に

書籍が3000冊ある図書館カフェバーなので、メニューもそれに伴ったオリジナルのものを提供したいと思い、文学や芸術に関連するメニューを開発することになったという。

メニューは死後50年を経過している文豪や芸術家を中心に、誰もが知る名作、または知って欲しいと思う作品を中心にピックアップしております。

季節のフルーツや旬の素材を使用し、味のクオリティは勿論のこと、見た目からも作品の世界を愉しめるよう工夫してお作りしております。

物語の内容を知らない方でも、カクテルから興味を持っていただき、実際に本を手に取るきっかけになればと考えております。

提供:BAR十誡

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芸術・文学を目と舌で楽しむ

これまでに開発された「文豪カクテル・モクテル」の一部がこちら。

【定番の文豪モクテル 宮沢賢治「星めぐり」】

現在も提供している人気商品です。「文豪モクテル」のきっかけになった初めてのモクテルです。

自家製ラベンダーレモネードを使用した自家製星屑寒天をダイスカットにし、トニックウォーターに沈めたポンチのようなドリンクです。

こちらはブラックライトを当てると発光し、一等星のように美しく輝きます(提供時にハンディブラックライトをお渡ししております)。

提供:BAR十誡

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【9月の文豪カクテル 泉鏡花「逢魔が時~陽炎座~」】

鈴木清純によって映画化もされた泉鏡花の代表作「陽炎座」をイメージしたカクテルです。

ラムをベースに、甘さが凝縮した杏子、芳醇なブランデー、そして精霊達の道標となると伝えられる鬼灯を加え、アルコール度数は少々高めに仕立てました。劇場のようにも祭壇のようにも見える、丸い盆に乗せてご提供しております。

黄昏時の空のような橙色の美しくも禍々しい一杯です。

提供:BAR十誡

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モクテル、カクテルは「芸術・文学を目と舌で愉しむ」をモットーに、今後もお客様に楽しんでもらえるような商品を開発していきたいと思います。

電子書籍が台頭している世の中ではありますが、紙の本の魅力を再確認していただきたい、また新たな知の扉をお客様に開いて頂きたいと日々願っております。

BookCafe&Bar十誡
住所:東京都中央区銀座5-1-8 銀座MSビル地下2階
アクセス:銀座駅 徒歩2分、日比谷駅 徒歩5分、有楽町駅 徒歩5分
定休日:月曜日
営業時間:15:00~24:00(カフェ:~18:00、バー:~24:00)
※金曜日:~26:00、日曜日:~23:30

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Text by 長澤まき

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