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生クリームで作る“日の丸スイーツ弁当”が話題!熊本の洋菓子店「もったいない」がきっかけに

スイーツ「BENTO」 提供:ロールアンドシュー

スイーツ「BENTO」 提供:ロールアンドシュー

お弁当のような見た目のケーキについて、熊本県菊陽町の洋菓子店「ロールアンドシュー」プロデューサーの原田恵さんに詳細を聞いた。

熊本のスイーツ弁当に3万超いいね!

ロールケーキとシュークリームの専門店「ROLL and CHOU(ロールアンドシュー)」が販売する、お弁当のような見た目のケーキシリーズ「BENTO(ベントウ)」が、SNS上で話題になっている。

一見すると白米に梅干しがのった弁当だが、実はケーキ。

おかずエリアにロールケーキや季節のフルーツが入る「幕の内弁当」(Sweets弁当、税込420円)と、一面に真っ白な生クリームが広がる「日の丸弁当」(税込270円)の2種類。

ケーキの切れ端が集まった時にしか作らない、レアな商品だという。

提出:ロールアンドシュー

提出:ロールアンドシュー

ネット上で「めっちゃ美味しそう」「日の丸の潔さがステキ」「ハイセンス」「食べてみたい…生クリームご飯。」「安い!!」「絶対買いたい」「どこで販売されているの?」と話題になっており、同商品を紹介したツイートは3万を超えるいいね!を得ている。

老舗がプロデュース「ロール&シュー」専門店

話題のケーキを販売する同店は、パティシエ歴55年、創業37年余りの熊本市のフランス菓子老舗「ブローニュの森」がプロデュースしている。

ロールアンドシューは、丸いものにこだわったロールケーキとシュークリームの専門店として誕生。「みんなの心もまぁるくなぁれ!」がコンセプトだという。

提供:ロールアンドシュー

提供:ロールアンドシュー

ロールケーキの「切れ端」を活用

スイーツ弁当「BENTO」はどのように誕生したのか?

原田さんによると、メイン商品であるロールケーキを作る際に、見た目を整えるために両端部分を切り落とすので、廃棄せざるを得ない部分がどうしても発生してしまうという。

廃棄する際に、「味は、同じなのに勿体ないなー」と思って、「捨てるより、何か違う方法でこの部分を活用できないか?」と廃棄部分になる端っこの部分をお弁当箱に詰めて上から生クリームを絞り、「お弁当」として安く販売することになりました。

提供:ロールアンドシュー

提供:ロールアンドシュー

生クリーム=白米、チェリー=梅干し

クリームを「白米」に見立てるという大胆な発想は、ブローニュの森の工場長を兼務するロールアンドシューの店長と原田さんが一緒に考えたという。

「どうやって売ろうか?」という話し合いの時に、いくつか案を出して「これに白い生クリームを絞って、梅干しみたいにチェリーを置いて弁当にしよう!」となりました。

提供:ロールアンドシュー

提供:ロールアンドシュー

見た目で親近感とレトロ感を演出

本来なら廃棄する部分を活用していることから、値段は極力安くしたという。

量も多く、質も通常のケーキと変わらないので、すごくお得感があります。

開発にあたっては、見た目も工夫したそうだ。

みんなが一度は見たことある「日の丸弁当」と「幕ノ内弁当」にすることで、親近感が湧く+なんかレトロ感もあるかなぁと思います。

わざと器もかっこいいものではなくて、お弁当の容器にしました。

提供:ロールアンドシューロールアンドシュー

提供:ロールアンドシューロールアンドシュー

BENTOを製造するのは、切れ端が出た時だけ。幕ノ内弁当のおかず部分に入っている「ロールケーキ」の種類は日によって変わるそうだ。

スイーツ弁当でお客さんが「笑顔」に

スイーツ弁当はお客さんから好評を得ているという。

ほとんどのお客様が「何これ?」とショーケースにくぎ付けになられます。よく皆様このケーキを見て笑っています。

お子様連れのお客様からは、「子供がたくさんいるので、このケーキは安くて量も多くて助かってます」と言われます。

若い子たちは「インスタ映えする」と言ってくれています。

「友達に、サプライズでこれを本当のお弁当として持って行き驚かせてきます!」という人もいました。

外国人の方も笑って購入されていきます。遠方からもわざわざ買いに来られます。「値段が安い!」「お得すぎる!」「味が美味しい」とも言われます。

提供:ロールアンドシュー

提供:ロールアンドシュー

「BENTO」に込める思いを、こう語る。

食べ物への感謝の気持ちを持っています。

廃棄するのではなく、うまく活用できないか?せっかくすべて手作りで作った愛情込めたこのロール生地をカットして廃棄するのは心苦しくて、これを活用することで周りを笑顔に出来たらなぁと思いました。

もったいない精神が、これを機にどんどん増えて、食べ物への感謝の気持ちの輪が広がればと思います。

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Text by 長澤まき

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