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福岡に実在する「悪の秘密結社」に取材!目標は上場、ヒーローではなく「悪役」に徹する理由とは

社長のヤバイ仮面 提供:悪の秘密結社

社長のヤバイ仮面 提供:悪の秘密結社

福岡市中央区に実在する企業「悪の秘密結社」について、同社副社長の笹井浩生さんに話を聞いた。

実在する「悪の秘密結社」

株式会社悪の秘密結社」は、“悪の組織”の構成員を全国に派遣する総合イベント会社だ。

個性豊かな25体の怪人が所属し、「ヤバイ仮面」を社長としてヒーローショーに特化した事業を行う。

各地のご当地ヒーローのショーへの悪役派遣やイベント出演を始め、着ぐるみ制作やヒーロースーツの造形、オリジナルショーの開催を展開する。

なお、社長のヤバイ仮面は、福岡市内にある「親不孝通り」の公認キャラクターも務めている。

提供:悪の秘密結社

ヤバイ仮面社長 提供:悪の秘密結社

ヒーローの背中に憧れた幼少時代

副社長の笹井さんは幼少期に両親の離婚を経験。母親の元で父親の姿を見ず成長していく中で、テレビヒーローの大きな背中に正義を感じていたという。

そして、学生時代にヒーローショーのアルバイトを経験した中でヒーローショーの楽しさを感じ、「いつか、どうにかして…」と考えるようになった。

一度は夢を諦めてサラリーマンとして働いていた時に、「誰でも誰かのヒーローである」という考えを持つようになったという。

「ヒーロー」という概念は人によって違います。

子供にとっての本当のヒーローは両親だし、ある人にとっては友達がヒーローかもしれない。社会に出れば、上司が自分を守ってくれるヒーローだったりもします。

「誰でもヒーローであることを伝えたい」「誰でも誰かのヒーローになれることを伝えたい」と、2016年3月に企業として悪の秘密結社を設立したという。

提供:悪の秘密結社

ヤバイ仮面社長 提供:悪の秘密結社

すべての人の「ヒーロー」を体現

なぜ、「ヒーローそのもの」ではなく、ヒーローを引き立てる悪役の組織を結成したのか?

過去のヒーローショーの経験から、すべての人たちに「ヒーロー」を体言する方法はなにかと考えたときに「悪役」に至りました。

敵役がいることでヒーローが成り立つ。自身のこれまでの経験を活かして、ヒーローのサポートを行うことが、悪の秘密結社の大きな使命の一つだという。

提供:悪の秘密結社

提供:悪の秘密結社

「本当に悪いことはしない」「絶対にやる」

活動では、「『悪』」という文字を法人名に使っている以上、本当に悪いことをしてはいけない」と、法令順守を徹底した運営を行っている。

また、もう1つ重視していることとして「子供たちに言っていることは絶対にやる」だと話す。

ヒーローショーでは、ヒーローは素晴らしいというメッセージを子供たちに伝えます。

その舞台に従事しているからこそ、自分たちは必ず社内の誰かのピンチに手を差し伸べ、苦難であると分かっていても必ず立ち上がる精神を持つことを心がけています。

舞台裏でヒーローから感謝の言葉

悪の秘密結社としての活動する中で、こんな「やりがい」があるという。

ヒーローから「助かった。ありがとう」と表舞台では絶対に言われない、言うことができない言葉を頂けた時にやりがいを感じます。

提供:悪の秘密結社

提供:悪の秘密結社

結婚式など個人向けサービスも提供

同社は、企業や自治体だけでなく「個人向けサービス」も提供している。例えば、結婚式で新郎新婦をヒーローにしたショーを依頼されたことがあるそうだ。

結婚式の主役はもちろん新郎新婦ですので、ブライダルプランナーばりに馴れ初めをヒアリングし、身内に楽しんでいただける台本と演出を構成しております。

「これが本当のケーキ入刀だ!」と切り捨てられて帰ります。

提供:悪の秘密結社

提供:悪の秘密結社

目指すは「上場」

悪の秘密結社事業に込める思いを、こう話す。

「誰でも誰かのヒーローである」

この言葉通り、今ではご当地ヒーロー、ご当地キャラクター、新郎新婦、ときにはプロポーズのチンピラまで、弊社は悪役を「売って」出ております。

創業の思い、ヒーローショーへの思いと大志を絶やさず継続の暁に、ヤバイ仮面が「ヒーローのヒーローになる」未来があると考えています。

提供:悪の秘密結社

提供:悪の秘密結社

企業としての第一の目標は「上場」だという。

ショーは「時間・刹那」を提供するサービスです。

もっともっとショーを数値として「見える化」する課題を、世界中のヒーローと一緒にクリアしていきたいです。

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Text by 長澤まき

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