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【取材】クセの強い“濃い表札”を作り続ける岐阜の表札メーカー

提供:美濃クラフト

提供:美濃クラフト

ユニークな形をした表札の数々について、岐阜県岐南町の表札専門メーカー・株式会社美濃クラフトに取材した。

冒険心をくすぐる「聖剣モチーフの表札」

美濃クラフトが販売する、剣をモチーフにした表札「男前表札~伝説の聖剣~」がSNS上で話題になっている。

高さ159センチ(地中部分も合わせると189センチ)の、ゲームやアニメの勇者が持っていそうな剣型の表札だ。

パンフレットには「幾多の戦いをくぐり抜けてきた剣なので、魔王の爪痕(キズ)やドラゴンの炎を防いだ跡(汚れなど)が付いていることがあります」との説明が載っており、こんなストーリーが記されている。

世界に光を取り戻すため魔王と戦い勝利した俺は、勇者を引退し、家族を守る主となった。

幾多の魔物を葬ってきた大剣は…庭に封印し、名を刻んだ。

オプションで、横に「石碑」を建てることもできる。

出典:「美濃クラフト」ホームページ

出典:「美濃クラフト」ホームページ

ネット上に「すげーカッコいい」「考えた人は天才」「最高に冒険心をくすぐってくる」「抜いてみたくなる」「めっちゃ欲しい」「訪ねてくる人みんなが抜きにかかりそう」と多くのコメントが寄せられている。

形や大きさにこだわって開発

同社営業・商品企画部の野村英功さんに詳しい話を聞いた。

—–開発のきっかけや経緯は?

よく聞かれる質問なのですが、私は前職で勇者をやってまして、魔王を倒して世界に平和が訪れたため、使わなくなった剣を庭に刺して表札にしました。

—–開発にあたって「こだわった点」は?

刺さったときにちゃんと剣に見える形にしました。

大きさは大好きな漫画(ベルセルク)に出てくる大剣(ドラゴン殺し)に寄せています。

—–どのような方が購入?反響は?

弊社はエンドユーザーに直接販売していないので分かりませんが、購入された方はもれなく勇者だと思います。

垂直でなくやや斜めに設置すると、さらに男前だという。

提供:美濃クラフト

提供:美濃クラフト

提供:美濃クラフト

提供:美濃クラフト

家の顔にも個性を「濃い顔シリーズ」

この表札は、同社のユニークな表札を扱う「濃い顔シリーズ」の中の一品。

36本の薔薇の花束型の「プロポーズ表札」や、1年ごとにピースを増やして10年かけて完成させる「10年表札」など、ユニークな表札がある。

—–「濃い顔シリーズ」のコンセプトは?

表札は「おうちの顔」で、世の中には様々な素材やデザインの表札があります。しかし、どれもどこかで見たことのある表札が多いです。

人々の顔がひとりひとり違って個性があるように、おうちの顔である表札も、もっと個性的で住む人の趣味やライフスタイルを前面に出してアピールできるような「濃い顔」をおうちに付けましょう、という想いが込められています。

—–遊び心のあるユニークな表札を手掛けるようになった経緯は?

もともと昔から商品開発にあたっては自由にやらせてもらえる会社なので、商品企画部だけではなく社員の誰もが何かアイデアがあれば商品化ができます。

そういった自由な発想の表札を毎年出し続けていたら「美濃クラフトは面白い」というイメージが徐々に定着していった感じです。

今は逆に期待を裏切れないというプレッシャーに押しつぶされそうですが…。

表札を通して「笑顔に」

「濃い顔シリーズ」で、特にイチオシ・人気の看板がこちら。

【男前表札~守護の日本刀~】

私が前前前職でサムライをやっていたときの日本刀を表札にしたものです。

提供:美濃クラフト

提供:美濃クラフト

【漫画表札】

漫画のオノマトペが迫力満点。漫画を愛する方におすすめです。

提供:美濃クラフト

提供:美濃クラフト

【釣りキチ親子表札】

三度の飯より釣りが好きな方に。特注で好きな魚にすることも可能です。

提供:美濃クラフト

提供:美濃クラフト

—–最後に表札づくりに込める思いを教えてください。

名前を家の前に掲げるという世界でも珍しい文化である表札。

美濃クラフトは表札メーカーとして日本の文化を守りつつ、日々新しいことにチャレンジしています。

一番の想いは、表札を通して家族やその周りに住む人が笑顔になることです。

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Text by 長澤まき

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