シェア

最大7割補助へ。政府が「北海道ふっこう割」実施と報道、熊本地震で実施し効果

fotolia

fotolia

政府が「北海道ふっこう割」を始めると報じられ、注目が集まっている。

政府が「北海道ふっこう割」実施へと報道

9月6日に最大震度7を観測した北海道胆振東部地震の影響で、宿泊キャンセルなどが相次ぐ北海道の観光支援策として、政府が「北海道ふっこう割」を10月にスタートさせる方針を固めたと複数のメディアが報じている。28日中に正式発表するという。

共同通信によると、1泊あたり2万円を上限に宿泊費やツアー商品の代金を補助。日本人旅行者の場合は5~7割を3泊まで、外国人旅行者は代金の7割を5泊まで補助するそうだ。

fotolia

fotolia

約292億円の観光被害

北海道観光振興機構によると、9月6日に発生した北海道胆振東部地震の影響で、宿泊施設や観光・体験施設、フェリーや遊覧船、観光バスなどに多数のキャンセルが発生。

宿泊施設のキャンセル数をもとに、交通費や飲食・土産物消費などを含めた「観光消費の影響額」を推計したところ、約292億円になるという。

北海道の観光支援に向けて観光庁は21日、宿泊料金の割引を支援し、インバウンドも含め道内の観光需要を喚起する対策をできる限り早期に実施する案を出していた。

熊本地震で実施→事業費の3.3倍以上の経済効果

政府は、2016年に発生した熊本地震でも「ふっこう割」を実施した。

熊本地震では九州全体で計70万件を超えるキャンセルが発生。延べ宿泊者数が前年比84.1%に減少するなど、大きな影響が出た。

政府は九州の観光復興に向けて、熊本県と大分県への宿泊は最大7割、福岡県と佐賀県、長崎県、宮崎県、鹿児島県への宿泊は最大5割を割引く「九州ふっこう割」を実施した。

発表によると、結果として九州全体の宿泊者数は事業目標(150万人)を大幅に上回る約272.4万人泊を達成。旅行消費効果は約600億円となり、事業費に対して3.3倍以上の経済効果があったとしている。

出典:首相官邸ホームページ「熊本地震からの復興に向けた 九州一体となった取組みについて」

出典:首相官邸ホームページ「熊本地震からの復興に向けた九州一体となった取組みについて」

航空会社や旅行会社も独自の支援

北海道の観光復興に向けて、すでに航空会社や旅行会社などが独自の支援を始めている。

JALANAは、北海道発着路線の国内線運賃値下げなどを実施へ。

例えば、JALは「応援先得」として、東京(羽田)→札幌(新千歳)を6400円~(正規運賃から最大約84%割引)にするなど先得運賃の値下げを行う。

日本旅行は宿泊プランなどが割引になる「旅して応援!北海道おうえん割」を発売へ。政府の北海道復興支援の詳細が決まり次第、補助金を活用した新たな商品を発表するという。

Posted: |Updated:

Text by 長澤まき

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング