シェア

【取材】群馬の老舗豆腐メーカーが3年かけて開発した「サンドイッチに挟める豆腐」が画期的

提供:相模屋食料

提供:相模屋食料

適度な硬さがあり、これまでと違った豆腐の食べ方を楽しめる豆腐「BEYOND TOFU」について、群馬県前橋市の豆腐メーカー・相模屋食料株式会社の広報部に取材した。

適度な硬さがあるチーズのような食感の「豆腐」

相模屋食料は今年3月、豆腐に発酵技術を取り入れた製品「BEYOND TOFU」を発売した。

濃厚でコクがあるのに、クセがなく甘みのある味わい。乳製品を使用せずに、植物性100%ながらまるでチーズのような食感と質感を作り出した。

そのまま、おつまみ等として食べられるほか、適度な硬さがあるので「削る」ことも可能。パスタなどに振りかけて使うことができる。熱するととろりと溶けるので、ピザやグラタンなどのトッピングにもなるそうだ。

食のシーンに合わせて「ブロックタイプ」と「キューブタイプ」の2種類を展開する。

提供:相模屋食料

提供:相模屋食料

提供:相模屋食料

提供:相模屋食料

「もっと食べてほしい」と新しい価値観に挑戦

1951(昭和26)年設立の老舗豆腐メーカーである同社が、なぜこの豆腐の開発したのか。

豆腐を日本の伝統食品として、木綿豆腐と絹豆腐にこだわってきたという同社。一方で「おとうふをもっと食べていただきたい」との思いから、新しい価値観を付加した豆腐の開発に力を入れて取り組んできたそうだ。

その一環として、ファッションと美容や健康への感度の高い女性に向けて「ナチュラルとうふ」シリーズを生み出した。

女性にとって豆腐は関心のある食べ物の一つですが、従来はどちらかというとダイエットや健康のために我慢して食べているというような雰囲気がありました。

そこで、我慢して食べるのではなく、「おいしいから食べたい」とポジティブに食べていただけるおとうふにこだわってつくったシリーズです。

今までにない味わいや食感、食スタイル、食シーン等、多様な新しい価値観で展開しており、多くの方から支持を得て、新しいおとうふの世界をつくりだしました。

提供:相模屋食料

提供:相模屋食料

3年かけ「BEYOND TOFU」を開発

その流れで、さらに豆腐を従来とは全く異なる次元に進化させたものが「BEYOND TOFU」だそう。約3年間の開発期間をかけたという。

近年、植物性食への関心の高まりとともに、ヘルシーフードとして大豆が益々脚光を浴びており、大豆や身近な大豆加工食品であるおとうふへ関心が一層高まってきています。

そうした機運もあり、「ナチュラルとうふ」シリーズで提供してきた新しいおとうふの価値観をさらに進化させ、おとうふの世界を一層広げる商品として「BEYOND TOFU」を開発しました。

美味しさとヘルシーさの両立にこだわり

本来なら柔らかい豆腐を硬くするのは大変ではなかったのか?

単純に硬さを出すだけでなく、目指す味や風味とのバランスや、シュレッドした(削った)時の感じや熱したときのとろける感など、トータルで実現するのが大変でした。

開発で最もこだわったのは、「おいしさとヘルシーさの両立」だという。

植物性100%のヘルシーフードはあまりおいしくないという消費者の方の経験と印象を払拭するため、「植物性100%なのにおいしい」ことにこだわってつくりました。

濃厚でコクのある味わいと今までにない食感や食べ方に加え、ヘルシーな食生活への欲求や期待に応える機能性を付加しています。

機能性の最大の特徴は「発酵」だそう。ヘルシーな食品に関心が高い層によく知られるワードである発酵を、同じくヘルシーフードの大豆・豆腐に付加し、新たな豆腐の魅力を生み出した。

チーズのようにラザニアやカナッペ、サンドイッチなど、さまざまなレシピに活用することもできる。

▼BEYOND TOFUで作ったヴィーガンラザニア

提供:相模屋食料

提供:相模屋食料

未来に「豆腐」を繋げていく

地域の街の豆腐店として創業した同社は、業界のリーディングカンパニーとなった現在でも、木綿豆腐や絹豆腐といった基本的な商品に力を入れており、「豆腐」を未来へと引き継いでいこうと日々努力を重ねている。

「BEYOND TOFU」の他にも「のむとうふ」や「ひとり鍋シリーズ」など新しい豆腐製品を積極的に開発している。

新製品の開発に挑み続けるのには、明確な理由がある。

新しい商品を開発することも、日本の伝統食材「おとうふ」の世界を広げ、未来に「おとうふ」をしっかりと繋げていくためです。

日本人の生活スタイルや食の志向の変化など、おとうふを取り巻く環境は昔と比べて変わってきています。

そうした中、おとうふの新しい価値観を創り出し、新しい価値を付加した商品を創りだすことで、おとうふの世界を広げ、より多くの方に「おとうふを食べたい」と思っていただけることを目指しています。

提供:相模屋食料

提供:相模屋食料

健康的な食生活のためにも、多くの人に食べてほしいと考えているという。

そのためには、「ヘルシーだから我慢して食べる」ものではなく、「おいしいから食べたい」ものでありたいとの思いで、おいしさにこだわって開発に取り組んでいます。

新しい価値観として、今までにない味わいや食感を生み出すとともに、食スタイル、食シーンなど多角的に提案をしてきております。

基本のおとうふづくりで培った視野・視点と技術力を活かし、伝統を守りながら、未来に向けて新しい価値観を創り出し、おとうふの世界を広げていく。そうした思いで、新しい商品の開発に取り組んでおります。

関連タグ:

Posted: |Updated:

Text by 長澤まき

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング