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病院で出会った子供は2万人以上!日本初のファシリティドッグ「ベイリー」が引退

出典:「特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズ」Press Release

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日本初のファシリティドッグとして、病気の子供たちに寄り添ってきたゴールデンレトリバーの「ベイリー」が引退した。

ファシリティドッグ「ベイリー」が引退

横浜市にある「神奈川県立こども医療センター」で10月16日、ファシリティドッグ・ベイリー(10歳・オス)の引退セレモニーが行われた。

2012年7月に同センターに着任し、病院スタッフの一員として大勢の子供たちを笑顔にしてきたベイリー。引退セレモニーでは、子供からの感謝のスピーチや手紙・絵の紹介も行われたという。

出典:「特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズ」Press Release

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医療チームの一員として病院に勤務

小児がんと闘う子供とその家族を支援するNPO法人シャイン・オン・キッズによると「ファシリティドッグ」とは、病院に常勤して医療チームの一員として働けるように、専門的なトレーニングを受けた犬。

指導役の看護師「ハンドラー」とペアで活動し、単なる患者との触れ合いにとどまらず、小児がんや重い病気の治療にも関わる。

大きな特徴は、毎日同じ病院に勤務し、個々のニーズに合わせた活動を行うこと。

いろいろな病院や施設を巡回訪問して短い時間だけ触れ合うのではなく、同じ犬がいつもそこにいて多くの時間を繰り返し過ごせることが、入院治療している子供たちの心の励みになるそうだ。

日本では、まだ「静岡県立こども病院」と「神奈川県立こども医療センター」にしか存在しておらず、現在、都内の病院への新規導入の準備が進められているという。

出典:「特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズ」Press Release

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2万人以上の子供に出会ったベイリー

ベイリーは国内初のファシリティドッグとして、2010年1月から静岡県立こども病院で活動を開始。2012年7月に神奈川県立こども医療センターに着任した。

ベイリーの主な仕事は、入院中の子供たちのもとを回って触ってもらったり、ボール遊びをしたり、一緒に散歩にいったりすること。

手術室まで一緒に行ったり、採血や処置の時にそばにいて不安を軽くしたり、歩行訓練や運動治療の付き添いなど治療の手助けも行い、“子供たちの涙を減らすお手伝い”をしていたという。

今までベイリーが病院で出会った子供の数は、のべ2万人以上。

同センターホームページのベイリーの紹介によると、「ベイリーと一緒なら採血をがんばる」「ベイリーに会いたいからまた入院したい」という子どもも数多くいたそうだ。

出典:「特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズ」Press Release

出典:「特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズ」Press Release

今後は「ボランティア犬」として活動

ベイリーは2017年12月の10歳の誕生日を機に、病棟業務を徐々に後任犬のアニー(2歳・メス)に引き継ぎ、ボランティア犬として第2の人生をスタートさせた。

今後は、病院内のボランティア団体「オレンジクラブ」にて「名誉ファシリティドッグ」としての活動に移行。

子供たちと家族に寄り添うという目的はそのまま、これまで主体としてきた治療行為に関わる「動物介在療法」から、今後は触れ合いでの関わり「動物介在活動」に移行するという。

出典:「特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズ」Press Release

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Text by 長澤まき

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