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西武鉄道の「パートナーゾーン」が便利と話題!VRで追求した新型通勤車両のこだわりとは

提供:西武鉄道

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西武鉄道に昨年導入された新車両に設けられた「パートナーゾーン」について、西武鉄道広報部の栗山悟さんに話を聞いた。

パートナーゾーンが便利と話題

2017年3月にデビューした西武鉄道の新型通勤車両「40000系」が設置する「パートナーゾーン」が注目を集めている。

車いすを固定することができる設備や、軽く腰掛けられる新しいデザインの座席を設置し、「車いす」や「ベビーカー」の利用者や「大きな荷物」を持った利用者も安心・快適に利用できるスペースだ。

子どもたちが車窓の景色を楽しめるように、従来より窓を大きくし、低い位置にも手すりを設置するなど、電車に乗る楽しみも提供している。

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先日、子連れで同スペースを利用したというTwitterユーザーが、ベビーカーがらくらく置けることや、抱っこ紐をしたままちょっと腰掛けられる高さの座席などがとても便利だったと称賛するツイートを投稿したところ、一躍話題に。

「こんな車両があるなんて」「赤ちゃんって座ると泣いたりするから、立って寄りかかれるところがあると便利」「気兼ねせずにベビーカーで赤ちゃんをあやせますね」「精神的にも助けられるママは多いと思う」「深い設計」「考えた人すごい」「全国展開して頂きたい」など、多くのコメントが寄せられている。

「心地よく乗車できる空間」として発想

パートナーゾーンの設置は、同社初の試みだ。

40000系の開発にあたり、西武線をご利用のお客さまへ駅頭インタビューを実施いたしました。

その結果、ベビーカーをご利用のお客さまは周囲に気兼ねしてしまいがちで、ご不便を感じていることがわかりました。

このことから、ベビーカーをご利用の方はもちろんのこと、車いすをご利用のお客さまや大きなお荷物をお持ちの方なども心地よく乗車できる空間として考えたのが「パートナーゾーン」です。

「全ての人が“共存”・“共有”できるように」というのが同スペースのネーミングの由来だという。

提供:西武鉄道

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VR空間で通路の幅などを検証

設置にあたっては、居心地の良さに徹底的にこだわったという。

より居心地の良い使いやすい空間にするため、車内空間をヴァーチャルリアリティでつくりだし、実際にベビーカーを押してみるなどしながら、通路の幅や座席の配置、手すりやつり革の高さなどを何度も検証を重ねました。

同スペースについて、利用者からは「窓が大きくて子どもがとても喜んでいたので、40000系の製造に携わった方々に感謝の気持ちを伝えてほしい」「とても良いアイデアなので、今後も継続して導入してほしい」など、称賛の声が届いているそう。

利用する子ども・子連れ利用者目線のアイデアを取り入れ、 優れた移動空間を実現したことが評価され、第11回キッズデザイン賞で「内閣総理大臣賞」(最優秀賞)を受賞したという。

なお、他車両へのパートナーゾーンの設置は、現時点では決まっていないそうだ。

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「人にやさしい、みんなと共に進む」がコンセプト

同車両には他にも、「車いす利用者にも使いやすい広いスペースで、赤ちゃん用のおむつ交換シートも完備したトイレ」や車内の空気を清潔に保つための「プラズマクラスター」の搭載など、乗客にやさしい工夫が施されている。

提供:西武鉄道

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40000系に込める思いとビジョンを、こう話す。

「人にやさしい、みんなと共に進む電車」というコンセプトのもと、40000系には通勤通学で利用される方々はもちろん、好奇心旺盛なお子さまたち、周囲に遠慮してしまいがちな子育て中の方が心地よい時間を過ごせる場所にしたいという思いを込めています。

当社では「あれも、これも、かなう。西武鉄道」をコーポレートメッセージとして掲げており、これからもお客さまのさまざまな期待にお応えし、夢や想いをかなえる沿線を目指してまいります。

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Text by 長澤まき

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