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流れ星になれる「宇宙葬」ロケットが打ち上げ成功!価格は30万円、2020年に「月面供養」も計画中

株式会社スペースシフト

株式会社スペースシフト

アメリカで日本時間の12月4日、遺灰を収めたカプセルを宇宙へ打ち上げる「宇宙葬」が行われた。

150人の遺灰を載せ打ち上げ完了

サンフランシスコに本社を置く「エリジウムスペース」は、4日にロケット・Star2による「流れ星供養」の打ち上げを完了し、軌道投入に成功したと発表した。

遺灰の一部を収めたカプセルを人工衛星に載せて宇宙へ打ち上げ。人工衛星は地球の周回軌道に乗って90分に1周の周期で地球を周回。数カ月~数年間ののち、遺灰を載せた人工衛星は大気圏に再突入し、流れ星となって燃え尽きる。

地球を周回する間、故人の家族や友人はスマホなどの無料アプリで、衛星の位置を確認することができるという。

NHKによると、今回のロケットには、日本人30人を含む150人の遺灰が載っているという。

出典:「スペースシフト」プレスリリース

出典:「スペースシフト」プレスリリース

価格は30万円

同社の発表によると、「流れ星供養」の価格は30万円。購入後、送られてきたカプセルに遺灰を収めて返送すると、人工衛星にカプセルが収納され打上げられる。

カプセルにはイニシャルを最大3文字刻印することが可能。カプセル以外にも、希望するメッセージ(最大80文字)を人工衛星の金属プレートの1つに刻印することもできる。

次回の打ち上げは現在のところ未定だが、順次受付を再開する予定だとしている。

出典:「スペースシフト」プレスリリース

出典:「スペースシフト」プレスリリース

宇宙葬について、ネット上には「そんな時代なのか?」「墓のランニングコストが不要なら、お安いようにも思えます」「30万円で宇宙葬のロマンが買えるなら悪くないかも」「思ったより安い」「私、宇宙葬がいい」「日本人の1番目になりたかった」といった声が寄せられている。

いわゆる「宇宙ゴミ」の発生を懸念する声も見られるが、同社のリリースによるとカプセルを載せた人工衛星は大気圏への再突入で燃え尽きるので、宇宙ゴミになることはないそうだ。

「宇宙へそして地球へ還る」がコンセプト

宇宙葬を行うエリジウムスペース社は、元NASAの技術者としてハッブル宇宙望遠鏡の開発など様々なミッションに携わったトマ・シベ氏が2013年に創業した。

さまざまな形で宇宙を活用した葬送サービスを誰にでも購入可能な価格で提供し、「宇宙へそして地球へ還る」をコンセプトに、宇宙の専門家と葬儀業界の専門家チームにより宇宙葬サービスを提供している。

同社は、月着陸船で月面へ遺灰カプセルを送り、カプセルを月面に安置する「月面供養」(120万円)の申し込みも受け付けており、2020年の打ち上げを予定している。

月面にお墓を持つことで、世界中どこからでも月を眺めることでお墓参りをすることができるという。

出典:「スペースシフト」プレスリリース

出典:「スペースシフト」プレスリリース

近年、お墓を持たない埋葬のスタイルが広がりを見せており、宇宙葬の他にも遺骨を海や山に撒く「散骨」や樹木や花木を墓碑とする「樹木葬」、ネット上でお墓参りする「バーチャル霊園」など、様々な埋葬方法がある。

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Text by 長澤まき

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