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「異例の降雪時」にチェーン装着車だけを通行させる全国13区間を発表。ネット上は「妥当」「面倒」と賛否

イメージ画像/AdobeStock

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国土交通省は12月10日、大雪などの際にタイヤチェーン規制を行う区間として全国の13区間を公表した。

国道6区間・高速7区間が公表

国交省は大雪時の道路交通の確保に向けた取り組みを進めている。

大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような「異例の降雪時」について、勾配の大きい峠部でこれまで大規模な立ち往生などが発生した区間を対象に、従来なら通行止めとなる状況でタイヤチェーン装着車のみ通行可能とする「チェーン規制」を実施する。

現時点で、山形県の月山(がっさん)道路や長野県の中央道の一部など、全国13区間(国道6区間、高速道路7区間)をチェーン規制区間として警察と調整していると発表した。具体的な開始時期は改めて公表するという。

出典:国土交通省プレスリリース

出典:国土交通省プレスリリース

近年の立ち往生頻発がきっかけ

この背景には近年、24時間降雪量の増大や積雪深さの史上最大を更新するなど、雪の少ない地域も含め、集中的な大雪が局所的に発生していることがある。

今年2月、北陸道の通行止めに伴って、並行する福井県から石川県にかけての国道8号に交通が集中。

大型車の脱輪をきっかけに渋滞が起こると、激しい降雪で自走できない車両が発生。2日間と17時間にわたって最大約1500台の車が動けなくなる事態となり、地域の生活や経済活動に多大な影響を与えた。

出典:国土交通省ホームページ

出典:国土交通省ホームページ

これを機に、冬期道路交通確保対策検討委員会が大雪時の道路交通確保対策を議論。

冬用タイヤのみを装着したチェーン未装着の大型車等の立ち往生が発生していること等を受けて、チェーン未装着の大型車などの通行を制限できる仕組み等を検討している。

新しい道路標識を設置へ

チェーン規制に際して、新たな道路標識も設置される予定だ。

国交省は11月、「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」の規制標識を新設する改正案についてパブリックコメントを実施した。12月上旬に公布・施行するとしている。

出典:国土交通省プレスリリース

出典:国土交通省プレスリリース

ネット上は「当然」「面倒」と賛否

新たなチェーン規制について、ネット上には「まぁ妥当なんじゃないか」「冬の山越えはチェーン携行が当然」など賛同する声が寄せられている。

「今まで雪で通行止めになりやすかった区間を通れるようになるが、規制がむやみに拡大されないように注視が必要」といったうがった意見もみられた。

一方で、「チェーンを持っていない」「付け方がわからない」「めんどくさい」と戸惑う声や、「スタッドレス義務化が先だろう」「個人的に素直に通行止めにした方がいいんじゃないかとも思う」といった意見も。

北海道や青森県、秋田県の区間が選ばれていないことについて、「どうして?」「そもそも冬が常にハードな地域だから、車の装備や除雪の設備が整っていて立ち往生になることが少ないからかな?」という声もあった。

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Text by 長澤まき

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