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30年前に山形の博物館でドナルドを落とした方はいませんか?現在も職員が大切に保管しています!

致道博物館/Twitter

致道博物館/Twitter

30年前の落とし物を預かり続ける博物館が話題を呼んでいる。

博物館の温かい取り組みに2万超のいいね!

山形県鶴岡市の致道(ちどう)博物館@chido1950)は12月7日、Twitter公式アカウントに30年前の落とし物を紹介するつぶやきを投稿した。

「今日は30年前のお客様の忘れ物をご紹介します」と、博物館の駐車場に落ちていたというディズニーキャラクター・ドナルドダックのぬいぐるみを紹介。

お洋服を編んであげたり、お風呂に入れてあげたり、2017年には30年ぶりに服を編んであげたとして、「30年経ったいまも大事にお預かりしています」とコメントした。

この投稿に、ネット上では「なんて素敵なお話」「スタッフさん優しすぎ」「幸せなアヒルちゃん」「泣きそうになった」「胸がいっぱいになりました」「持ち主が見つかるように願っています」など多くのコメントが寄せられ、2万8000超いいね!を得ている。また、テレビ局などマスコミも取材に来たという。

「きっと大事なもの」と預かり続けた

同館は江戸や明治の歴史的な建築物が立ち並び、庄内藩酒井家伝来の史料や庄内地方の考古・歴史・民俗・美術資料を公開している博物館。2018年で設立68年を迎える。

30年もの長い間、落とし物を保管し続けているだけでも驚きだが、お風呂に入れたり、洋服を編んであげたりと手厚い取扱いに心が温まる。

同館のTwitter担当者に詳しい話を聞いた。

提供:致道博物館

提供:致道博物館

—–30年間にわたり手厚く大切に扱っている背景を教えてください。

県外ナンバーの車が駐車されていた場所で見つけました。

遠方から一緒に連れてきたのかな?と想像し、きっと大事にしているものと思い、ご連絡をいただけるかもという期待を持ってお預かりしていました。

いつの間にか30年も経ってしまいました。

—–お風呂などのお世話は、誰が担当しているのですか?

いつもお風呂に入れるわけではありませんが、主に当時の職員が、交代で担当しています。

最近、汚れが気になって、久しぶりにお風呂(お洗濯とも言います)に入れました。

致道博物館/Twitter

入浴中のドナルド:致道博物館/Twitter

ぬいぐるみと目が合いツイート

—–今回、Twitterに投稿したのはなぜですか?

いつもは展覧会やイベントのお知らせ、館内の様子をツイートしていますが、冬期間は話題が少なくなります。

たまたまドナ(落とし物のぬいぐるみの名前です)と目が合いまして、気軽にツイートしてしまいました。

—–ネット上で大反響になっていることについて感想は?

まったく予想外のことで、正直、戸惑っています。

—–ツイートをきっかけに持ち主が見つかったら素敵ですね。

情報が広がって持ち主の方からご連絡がありましたら、続報ツイートをさせていただきます。

致道博物館/Twitter

致道博物館/Twitter

—–運営・接客で大切にしていることを教えてください。

当たり前のことかもしれませんが、ご来館のお客様に気持ちよくお過ごしいただけることを願って、日常の仕事に取り組んでいます。

小さな博物館ですが、「昔の物」はホントに数え切れないほど、あるんですよ。

この記事を読んだ方で、約30年前に山形県鶴岡市の致道博物館を訪問した記憶がある方は、ぜひ同館までご連絡を。

Posted: |Updated:

Text by 長澤まき

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