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お茶のダンボールで作ったカエルが超かわいい!作者は会社員「自分の『好き』を信じる」

提供:ヤムシスワークスさん

提供:ヤムシスワークスさん

お~いお茶のダンボールで作ったカエルについて、制作者のヤムシスワークスさんに取材した。

お茶のダンボールがリアルなカエルに

ヤムシスワークス(@yamshis_works)さんが制作した「ダンボールカエル」がネット上で話題になっている。

お~いお茶のダンボールをはがして作ったという、リアルで可愛らしいカエルだ。

ヤムシスワークスさんは、「だって…お~いお茶のケースってカエルにしか見えないよね」とコメントしている。

ヤムシスワークスさん/Twitter

ヤムシスワークスさん/Twitter

同作品はネット上で「本当のカエルさんかと思った」「器用すぎます」「何をしたらこうなるんだ、尊敬しかない」「お~いお茶って、こんないい色味なんですね」「このダンボール幸せ者」「カエルの錬金術師」と話題になっており、投稿から3日足らずで1万3000超いいね!を得ている。

探していた緑色に出会い制作

ヤムシスワークスさんは、絵を下絵なしで切り抜いて立体的にする「切り折り紙」を作っている作家さん。

ダンボールカエルは、素材比べをしている中で、たまたま家にあった“お~いお茶”のダンボールの色がカエルの色にしか見えなかったから制作したという。

最近、切り折り紙を始めた当時からお世話になっている先輩作家の方を通じて、金網折り紙メーカー様のご依頼で金網折り紙で作品をつくる機会がありました。

いつもの紙とは色々勝手が違い、同じモチーフを作ることで素材それぞれの特性を知ることが楽しくて、ここ最近は素材比べに夢中になっていました。

素材比べを色々試していた中のひとつにダンボールという素材もありました。

素材としては身近なものでしたし、作家仲間にダンボールアーティストの方もいるので、ご一緒する展示会の時に見てもらったりもできるかなと思いました。まずは家にあったAmazonのダンボールでクラフトカラーのカエルを作ってみました。

ダンボールそのものの色もとても素敵なのですが、緑に塗ったものも作ってみたり色々試していたとき、自宅に綺麗な緑色をしたお~いお茶のケースが目に飛び込んで来て、その緑色がちょうど探していた緑色でしたので、さっそく使ってみました。

単純な思いつきでしたので、こんなに反響を頂くことなど想像もしていませんでした。

ヤムシスワークスさん/Twitter

ヤムシスワークスさん/Twitter

カエルらしい丸みと表情にこだわり

リアルなカエルはどのように制作したのか?

切り折り紙の基本は半分に折った紙を切り抜いてから立体にしていきます。

このカエルも半分に折った紙を切り、折ったり曲げたりして立体にしました。

カエルの目や手足も同じダンボールの違う色の個所を使用。お腹の白い部分は奥様の化粧品のダンボールを使ったそうだ。

制作にあたって特にこだわったのは「カエルらしい丸みと表情」だという。

特に表情を大切にしています。

カエルは無表情な生き物ですが、仕草や目つきで様々な表情が作り出せます。見た人がちょっとクスッとしてくれたら嬉しいですね。

一枚のつながった紙で作ることもできるが、今回はあえて多パーツ・糊付けありで作ったと話す。

鮮やかな色もカエルらしさと考えていますので、同じ構造ながら色毎にパーツ分けして糊付けしています。

ヤムシスワークスさん/Twitter

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娘さんのリクエストで「指輪っぽいカエル」も

娘さんから「指輪っぽいやつ」というリクエストがあり、ダッコちゃんのようなダンボールカエルも制作したそう。

娘もとても喜んでくれました。

指にはめて「見て見て~」と見せてまわる様は、作った私もとても嬉しかったです。

娘も工作大好きなので、いつもは自分で作りたがるのですが、珍しくリクエストしてきたので何か今後の彼女の創作のヒントになれば嬉しいです。

ヤムシスワークスさん/Twitter

ヤムシスワークスさん/Twitter

自分の「好き」を信じる

ヤムシスワークスさんは日中は会社員として働き、作品は主に帰宅後・夜に制作しているという。

日頃はタント紙やマーメイド紙などを使って、カエルやカメ、昆虫など小さな生き物を「切り折り紙」で作っているそうだ。

昆虫やカメなどは1枚の紙を下絵なしで切り抜いて糊付けしないで作ります。頭から切り始めて背中→お尻で折り返してお腹側も1枚で繋がっています。

糊付けの代わりに切り込みを入れて差し込んだり、組んだりして固定しますので紙とハサミがあれば作れてしまいます。この手軽さも切り折り紙の魅力ですね。

構造もお子様が作れるようなシンプルなものから大人でも唸ってしまうような複雑なものまで、自由に楽しめます。

私は下絵なしで切り抜いて、なるべく糊付けしない、また、1枚で作れる構造で作るという自分ルールで楽しんでいます。

ただし、花やキノコなど、1枚で作ってもメリットがないものは美しさを優先して多パーツ、糊付け有りもこだわりませんが、下絵はしません。

提供:ヤムシスワークスさん

提供:ヤムシスワークスさん

このところ一番多く作るのはカエルの作品。中でも人気なのが花とカエルのシリーズ、そして謎のキノコ・ビキャクダケとカエルのシリーズだという。

他にも色々な生き物にチャレンジして行きたいです。

提供:ヤムシスワークスさん

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最近は声をかけてもらって展示会などに出展する機会が増えているそう。3月と4月に都内で開催される展示会に、今回のダンボールカエルも展示する予定だという。

頭の中にある色々な構図を形にして沢山の方々に見ていただけるのがとても楽しいです。

【出展予定】

・3月1日~17日 ボクらのもり展2(目黒・maruseB1gallery

・4月13日~21日 八百万之紙&切り藝展・参(上野  Gallery 心

創作活動に込める思いを、こう話す。

まずは自分自身が創作を楽しむこと。そして自分の「好き」という感覚を信じて私自身の好きを形にした作品を作っています。

そして、私を魅了して止まない「切り折り紙」という紙遊びがもっともっと普及してほしいと思っています。

私の作品を通じて「面白そう、やってみたい」という人がいたらとても嬉しいです。

Posted: |Updated:

Text by 長澤まき

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