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大分空港に「巨大な回転寿司」?11年間も回し続ける理由とは

提供:大分航空ターミナル

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大分空港(大分県国東市)の手荷物受取所で見られるユニークな光景がネット上で話題になっている。

手荷物と一緒に寿司がご入場

大分空港の手荷物受取ターンテーブルには、乗客の荷物だけでなく一見不釣り合いな“食べ物”が堂々と載っている。

預けた手荷物を受け取るためのターンテーブル上を、うにの軍艦巻きなどの大きな寿司のオブジェが流れてくるのだ。

提供:大分航空ターミナル

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ネット上に「インパクト強烈」「シュール」「回転寿司ってか?」「謎センス」「面白い」「お寿司食べたくなった…」など、様々なコメントが寄せられている。

2008年にスタートし豊かな海の幸をPR

珍しい光景について、管理する大分航空ターミナル株式会社・事業部営業企画課の髙橋誠司課長に取材した。

寿司オブジェは2008年に大分県で開催された第63回国民体育大会の開催時に設置されたという。

全国よりご参加されるお客様が一番最初に目にする大分県の「空の玄関口」である大分空港で、大分の豊な海の幸をPRすることを目的として設置されました。

オブジェだけでなく、天井を大分県内で釣られた魚の魚拓で覆い、壁面や床は潮流をイメージしたデザインにするなど、手荷物受取場内全体を歓迎の空間としてリニューアルしたそう。

空間デザインは高い評価を受け、国内線到着ロビー(手荷物引渡所)は2009年度のグッドデザイン賞に輝いたそうだ。

食品サンプル会社へ特注、重量を工夫

寿司オブジェは、導入した当初は佐伯(さいき)市特産の「うに」と姫島村特産の「えび」の2種類だった。2014年に佐伯市特産のえびと津久見市特産のまぐろが乗った「えび・まぐろ」を追加した。

現在は「うに」と「えび・まぐろ」の2種類が回っているという。

お皿の直径は約70センチ、高さ約30センチ、重さ約25キロです。(ちなみに本物のお寿司に換算すると約500個分です。)

食品サンプルを製作する会社に特注したそう。制作にあたっては、お寿司オブジェの重量を工夫したという。

手荷物ターンテーブルには重量制限がありますので、あまり重くなるとターンテーブルが回らなくなったり、逆に軽すぎると出入り口に取り付けられている目隠し用のゴム製カーテンに当りターンテーブルから落ちてしまうということから、試行錯誤した結果最終的に25キロという重量になったと聞いています。

提供:大分航空ターミナル

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11年続ける理由は「元祖だから」

導入から11年。年月の経過によりお寿司オブジェは経年劣化し、2017年には再塗装してリニューアルを行ったそうだ。

長年にわたって空港で寿司を回し続けている理由を聞いた。

そこまで費用をかけて長年続ける理由といたしましては、現在では国内の他空港でも手荷物ターンテーブル上にその地方の特産品が回る空港(例:高松空港=うどん、宮崎空港=マンゴー、長崎空港=ビワ、米子鬼太郎空港=目玉おやじ等)が増えましたが、大分空港が「元祖」だからです!

設置から10年以上経過したが、寿司オブジェは今でも好評だという。

始めた当時はなかったTwitterやFacebookといったSNSの普及も大きいそうだ。

初めて大分空港をご利用なさるお客様は、今でもスマホや携帯で写真や動画を撮影してSNS等に投稿している様子が伺えます。

昨今増加する訪日外国人旅行者(国内移動)にもご好評のようです。

提供:大分航空ターミナル

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空の玄関口として様々な取り組み

大分空港は、他にもご当地ならではのサービスを展開している。

手荷物受取場を出たすぐの場所には「おんせん県おおいた」をPRするための足湯を設置。2016年6月からは毎日、別府温泉から専用トラックで6,000リットルの源泉を運搬し、源泉かけ流しの「足湯」を運営している。

大分の豊かな森をコンセプトとした国内線搭乗待合室「ラウンジくにさき」の室内中央部には、大きな木の幹を模したテーブルが構える。

展望デッキは、曲線と高低差のあるウッドデッキ調テラスや植栽で大分県の魅力的な景観である「海」「山」「空」を表現しているという。

提供:大分航空ターミナル

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大分県の「空の玄関口」である大分空港は、とにかく大分県の最初と最後の印象に大きく影響を与える場所ですのでさまざまな取り組みをしております。

これだけ熱の入ったおもてなしを受けたら、誰でも大分県が好きになるに違いない。

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Text by 長澤まき

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