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イスラム教徒向け「和柄ヒジャブ」がステキ!京都の着物レンタル店が制作、ムスリム社員がプロデュース

出典元:豊彩プレスリリース

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着物に合う「和柄ヒジャブ」のレンタルサービスについて、京都着物レンタル夢館に取材した。

着物に合う和柄ヒジャブをレンタル

着物に合う和柄のヒジャブのレンタルサービスが注目を集めている。

京都市内に2店舗を展開する京都着物レンタル夢館は2月初旬から、ムスリム観光客に向けた着物に合う和柄ヒジャブのレンタルサービスを始めた。

訪日ムスリム観光客に着物をより楽しんでもらうため、着物に合う和柄を取り入れたヒジャブを制作。通常500円のところ、当面の間はキャンペーン価格の300円(税抜)で貸し出している。

出典元:豊彩プレスリリース

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ネット上で「可愛いし、違和感ない」「最高」「相性良い」「お洒落」「真の国際化。異文化の融合」「こういった取り組みこそがクールジャパン!」と話題になっている。

ムスリム社員の入社を機にサービスを充実

このサービスは、「着物に似合うヒジャブのコーディネイトを楽しみたい」という利用者の要望を受けて始めたという。

担当者によると、この3~4年でインドネシアやマレーシアなどからのムスリムの観光客が増加。

ヒジャブと組み合わせて着物レンタルを楽しむ姿を多く見るようになったと共に、ムスリム訪日客ならではのリクエストも受けるようになったが、具体的に何をどうすればいいのか分からなかったそうだ。

出典元:豊彩プレスリリース

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そんな中、2018年4月にインドネシア出身のムスリム社員・シャナスダフニさんが入社したのを機に、社内で「もう少し本格的にムスリムの方に対するサービスを充実させ、より楽しんでほしい」という意識が高まってきたという。

シャナスダフニさんは2歳の時に4年間ほど島根県松江市に住んでいたこともあったため、日本のことが大好きになったそうで、大学で日本語学科を専攻。2016年9月に日本語を勉強するために来日して京都の日本語学校に通い、卒業後に京都着物レンタル夢館に入社した。

提供:夢館

提供:夢館

礼拝室を設置、ハラル飲食店マップも作成

同社はムスリム旅行者が利用しやすい環境づくりを目指し、セミナーに参加したり、ムスリムの人の話を聞いたりなどしてサービスを模索。

2018年には店舗内に礼拝室を設置。ハラル対応の飲食店情報マップを作成して、同店のインドネシア語サイトに掲載するサービスも始めた。

出典:夢館プレスリリース

出典元:夢館プレスリリース

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より身近に着物を楽しんでもらえる

和柄ヒジャブの制作・レンタルは、知人から和柄ヒジャブをプレゼントされてとても喜んだムスリム女性の話を聞き、その女性の嬉しそうな写真を見せてもらったのをきっかけに発案したという。

私たちが見慣れた和柄も、外国の方にはすごく新鮮で素敵なものに映るのかもしれないというのが、その表情で実感として伝わってきました。

ムスリムの方の情報を色々と探っていく中で、ヒジャブを髪に見立てて、コスプレを楽しまれたり、日本の学生服を着るのが流行っているというようなニュースにも触れるうちに、うちにもこれだけ多くの和柄のアイテムがあるのであれば、ヒジャブに和柄を取り入れて、自由に着物と組み合わせてもらえたら、きっとより身近に着物を楽しんでもらえるに違いないと思いました。

「ムスリムの方から聞かれることの多い着物とヒジャブの組み合わせを提案することで、お客様により便利に楽しんでもらえるのではないか」という意見が社内であがったこともあり、着物の切れ端を利用した和柄ヒジャブの制作をスタートしたという。

出典元:豊彩プレスリリース

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合わせやすい柄や生地の厚さを工夫

シャナスダフニさんを中心に、デザインや生地を相談しながら、日本らしい桜や雪輪など季節に合わせたコーディネートを楽しめる様々な和柄ヒジャブを制作。

組み合わせが難しくならない「柄の組み合わせ」と、使いやすい「生地の厚さ・すべり」を工夫したという。

なるべく地味目の柄や伝統柄の着物を選び、すべて柄の生地を使うのではなく、柄なしの綿生地と組み合わせることにしました。

厚さとすべりは、ポリエステルの生地だけだとどうしても滑りやすく、厚さも出てしまうので、綿生地と組み合わせることで巻きやすくなるようにしました。

出典元:豊彩プレスリリース

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当初は、着物の中に入れ込んで着用する三角形のヒジャブのみだったが、今年2月には着物の上から巻けるような横長の長方形のヒジャブも作った。

提供:夢館

提供:夢館

今後も改良を続けると共に、浴衣の季節に合わせたもう少し涼しげなヒジャブも開発したいと考えているという。

国・宗教を問わず、着物を楽しめるように

シャナスダフニさんは、着物が日本の伝統的な服装だということは大学でも学んでいたが、入社後に着物に興味を持っているお客様が多いことを実感したとして、こう話す。

日本の文化を体験したいという方たちが、色々な国からいらっしゃいます。

そこで、着物体験をもっと楽しんでほしいという思いから、ムスリムのヒジャブをかぶっているお客様のための「和柄ヒジャブ」を始めようと思いました。

これからも、国や宗教を問わず、皆様に着物体験を楽しんで欲しいと思っています。

出典元:豊彩プレスリリース

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【京都着物レンタル夢館】
五条店:京都市下京区万寿寺町128/予約・問合せ先:075-354-8515
御池別邸:京都市中京区金吹町472-1/予約・問合せ先:075-354-8502

Posted: |Updated:

Text by 長澤まき

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