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JAXAとトヨタが月面を走る“有人探査車”を開発へ!2029年打ち上げ目標、ネット上は応援の声

出典元:トヨタ自動車プレスリリース

出典元:トヨタ自動車プレスリリース

JAXAとトヨタは3月12日、人類の活動領域の拡大と知的資産の創出を目的に月・火星を目指す国際宇宙探査ミッションへの挑戦に合意したと発表した。

第1弾として、燃料電池車技術を用いた月面での有人探査活動に必要なモビリティ「有人与圧ローバ」について、さらに検討を協力して加速するという。

2018年5月から概念を共同で検討

国際宇宙探査ミッションの実現には、小惑星探査機「はやぶさ2」のような無人探査機と、ローバで宇宙飛行士が月面で活動するような有人探査の協調が必要不可欠とされている。

地球の6分の1の重力があり、クレーターや崖、丘が存在し、地球と比べて過酷な放射線環境や温度環境、極高真空環境にさらされる月で広域の有人探査を行うには、そのような環境でも1万キロ以上を走破できる有人与圧ローバが必要なのだそう。

このようなミッション要求とトヨタが考える“宇宙でのモビリティ構想”が一致し、JAXAとトヨタは昨年5月より、共同で有人与圧ローバの概念の検討を行ってきたという。

出典元:トヨタ自動車プレスリリース

出典元:トヨタ自動車プレスリリース

2名滞在可能、2029年打上げを目指す

検討が進められている「有人与圧ローバ」は、宇宙飛行士がシャツスリーブで一定期間居住できる機能と空間を備え、宇宙服で乗り降りでき、飛行士の操作や遠隔操作、および自律運転で月・惑星の表面上を持続的に移動できる機体。

月面で1万キロ以上の走行を可能にするとしている。

コンセプト案によると、大きさはマイクロバス約2台分(全長6メートル、全幅5.2メートル、全高3.8メートル)で、居住空間は4畳半ワンルーム程度の13立方メートル。2名滞在可能で、緊急時は4名滞在できるという。

JAXAの若田理事のコメントによると、有人与圧ローバは2029年の打上げを目指しているそうだ。

プレスリリースによると、JAXA理事で宇宙飛行士の若田光一氏は12日に行われた国際宇宙シンポジウムでのトークセッションで、「今回のトヨタとの連携をきっかけに、さらにチームメイトが増え、“チームジャパン”として国際宇宙探査に挑戦し続けていきたい」とコメント。

トヨタ副社長の寺師茂樹氏は、月面プロジェクトに参加できることは、エンジニアにとってこの上ない喜びで非常にワクワクしているとして、「“チームジャパン”の一員に仲間入りさせていただき宇宙へとチャレンジしたい」と語ったという。

JAXAとトヨタの発表を受けて、ネット上には「カッコいい」「トヨタが宇宙に進出!!」「楽しみ」「ワクワクしますね」「これこそ未来」「実現に向けて頑張ってほしい!」など期待する声が投稿されている。

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Text by 長澤まき

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