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実現困難とされてきた「鶏のからあげの缶詰」が商品化!静岡のメーカーが開発、衣のベタつき抑えに成功

提供:ホテイフーズコーポレーション

提供:ホテイフーズコーポレーション

技術的なハードルを乗り越えて実現した「鶏からあげの缶詰」について、株式会社ホテイフーズコーポレーションに取材した。

鶏からあげの缶詰が誕生

やきとり缶詰で知られるホテイフーズコーポレーション(静岡市清水区)は先日、鶏からあげの缶詰「からあげ 和風醤油味」「からあげ てりマヨ味」「からあげ 旨辛たれ味」を発売した。

賞味期間は24カ月(2年)。価格は各200円(税別)で全国の量販店や小売店で発売。初年度は各2万ケース(96万個)を目標としている。

 

提供:ホテイフーズコーポレーション

提供:ホテイフーズコーポレーション

「第二の看板商品に」と開発

画期的な缶詰は、どのように生まれたのか?

開発部商品企画課の水野拓真さんによると、「第二のやきとり」と呼べるような、やきとり缶詰に続く看板商品を作りたいという思いが強くあったという。

当社は鶏肉を缶詰にする加工技術に強みがありますが、やきとりに匹敵する鶏肉の代表的な料理は?といえば「鶏からあげ」が挙がります。

アイデア自体は以前からあったものの、技術的なハードルが高く、なかなか実現できないままでいました。

最近はコンビニでからあげが売られたり、外食業界でからあげ専門店が増加する等、からあげが人気であることは間違いありません。

これを缶詰で実現できれば、話題性もあって、きっと面白いだろうと考えました。

そこで今回、開発期間2年以上、試作を70回ほど繰り返し、ようやく商品化が実現しました。

提供:ホテイフーズコーポレーション

提供:ホテイフーズコーポレーション

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提供:ホテイフーズコーポレーション

いかに衣をベタッとさせないかがハードル

鶏のからあげの缶詰は技術的なハードルが高く、これまで実現は困難と思われてきたそうだ。

缶詰は食品を缶に詰め、しっかりと密封した後に「加圧加熱殺菌」という工程があります。

大きな圧力釜のような機械(レトルト釜)で外部から熱をかけて殺菌することで、保存料を一切使用せず、常温長期保存できるようにするのが缶詰の基本特徴です。

しかし、からあげの場合、この殺菌工程で鶏肉の持つ水分が外に出て、衣がベタっとしてしまいます。

今回、発売した3品のうち「和風醤油味」のみが調味液を注いでいないドライタイプだという。

みなさんがイメージするオーソドックスなからあげを缶詰にしたとき、いかに衣をベタっとさせないかが技術的に大きなハードルでした。

特許出願中のため細かくは申し上げられませんが、からあげのサイズや衣の量、揚げ時間と鶏肉の水分量など細かな調整を何度も繰り返しました。

揚げたてのカラッとした食感とまでは申し上げません。しかし、「お弁当に入っているからあげ」くらいのクオリティは実現できていると思います。

提供:ホテイフーズコーポレーション

提供:ホテイフーズコーポレーション

経験に裏打ちされた技術を活かす

ホテイフーズコーポレーションは以前にも、やきとり缶詰の開発に先駆けて成功している。からあげの缶詰も、クオリティにこだわって実現した。

衣のベタつきを抑え、召し上がって頂いた方に「からあげだ!」と実感してもらえるクオリティに仕上げることにこだわりました。

提供:ホテイフーズコーポレーション

提供:ホテイフーズコーポレーション

同社が缶詰づくりに込める思いを、こう話す。

「味の心をお届けする」をコーポレートメッセージに、安心・安全を第一に選び抜かれた原料と、経験に裏打ちされた技術を活かして缶詰を製造しています。

今回のからあげ缶詰も、やきとり缶詰で約50年に渡って蓄積した鶏肉加工の技術を活かして開発した商品です。

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Text by 長澤まき

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