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「使わなくなった羽毛製品」を燃えるゴミではなく資源に!リサイクル対象や回収方法を聞く

提供:Green Down Project

提供:Green Down Project

羽毛をリサイクルする取り組みについて、Green Down Projectの長井一浩理事長に取材した。

「羽毛循環サイクル社会」を目指す

羽毛布団やダウンジャケットなど、使わなくなった羽毛(ダウン)商品を回収して解体・洗浄し、新しい羽毛製品に生まれ変わらせる「Green Down Project(グリーンダウンプロジェクト)」という取り組みが、広がりをみせている。

これまでゴミとして焼却されることが多かった羽毛をリサイクルすることで、限りある資源を有効活用するプロジェクトだ。

提出:Green Down Project

提出:Green Down Project

羽毛の循環型ビジネスモデルを確立し、羽毛を安定的な供給を目指す。

羽毛を焼却せずに再利用するのでCO2の排出を削減できるほか、障がい者施設を中心としたシステムづくりにより、障がい者の就労支援や地域貢献にもつながる。

現時点で、ふとん店やアパレル企業など65団体がプロジェクトに参加し、羽毛が循環する社会の実現に向けた取り組んでいる。

羽毛の循環型ビジネスモデルを確立へ

プロジェクトは2014年4月に設立した。

羽毛商品は、その多くがゴミとして焼却される一方、急激な需要増加で羽毛採取のみを目的に水鳥を飼育して羽毛をむしる「ライブハンドピックキング」が行われたり、人体への影響が懸念される薬品を使ったりする例が後を絶たないという。

命の尊重と自然環境に資する循環型ビジネスモデルを確立する必要性を感じたことがきっかけだ。

提供:Green Down Project

提供:Green Down Project

—–現在、何件ほどの企業・団体が協力会員として登録していますか?

2015年の設立時は14の企業や団体の登録でスタートしましたが、現在は65の企業や団体などの登録があります。

—–協力会員はどのように増えていったのですか?

常設型の回収やイベントでの回収、資源回収拠点での回収など、羽毛に関わる方々やリサイクル運動を行なっている団体などが回収に関わりやすい形を1つずつ作っていくことで多様な回収モデルができ、広がってきました。

主にダウンジャケットに生まれ変わる

—–回収した羽毛製品はどのような製品に生まれ変わって、どのように再利用されていますか?

回収された羽毛製品は現在、ほとんどがダウンジャケットとして生まれ変わって販売されています。

現在、Green Down(リサイクルダウン)を使用した製品販売を行なっている会員は14企業になりました。

販売されていますダウンジャケットなどの羽毛製品には、共通の下げ札とピスネームを商品に付けていただき広く消費者への周知も行なっています。

Green Down(リサイクルダウン)を使用した製品も使用しなくなった時には、また循環資源として回収が可能です。

提供:Green Down Project

提供:Green Down Project

提供:Green Down Project

提供:Green Down Project

回収対象はダウン率50%以上の羽毛商品

—–個人でダウン製品をリサイクルに出す方法は?

回収店舗への羽毛製品の持ち込みは無料で回収しております。

店舗によって回収できる羽毛布団、ダウンジャケットなどの羽毛製品が異なるので、プロジェクトホームページで紹介している“回収場所”の記載事項をご確認ください。

—–リサイクルに出すにあたり、気を付ける点・注意する点はありますか?

ダウン率50%以上の羽毛商品が回収対象ですので、持ち込まれる前に商品の品質表示をご確認ください。

品質表示が消えている場合は、触って、柔らかいフワフワしているか。硬い、ゴワゴワするかといったことで確認が必要です。

つまり、ゴワゴワするというのは羽根が多く含まれている製品なのでダウン率が50%以下の商品の可能性が高いとされています。ダウンは触ってみると芯がなくふわふわとしていてごわつかないのが特徴です。

穴が置いている場合は、ガムテープなどで塞いで羽毛が飛び出さないようにしていただくようにお願い致します。

また、濡れている羽毛製品は回収できませんのでご注意ください。

提供:Green Down Project

提供:Green Down Project

—–最後にプロジェクトに込める思いを教えてください

羽毛製品を使っている一人でも多くの方にリサイクルできること、リサイクルすることでどのような良いことがあるのかを伝えたいです。

とにかく捨てないでほしい。しかし、ペットボトルや缶などのリサイクル製品と違い、身近に出せる集積場所がまだまだ不足していることも我々は認識しています。

布団は大きいので面倒だと思いますが、回収場所に持っていくなど行動に移してもらいたいです。そのためには、皆様の共感と参加がないとこのプロジェクトは成功しません。是非力を貸してください。

羽毛製品が循環資源として当たり前のようにリサイクルされる社会を創り、また、羽毛のリサイクルを通じて、働きづらさを持った人の仕事づくりをしていきたい。

Green Down Projectは環境にも人にも優しい社会づくりを目指していきたいと想っています。

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Text by 長澤まき

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