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なぜ「13時」まで?千葉の予備校が不思議な時計を掲げるワケ

提供:早稲田予備校

提供:早稲田予備校

数字が13まである時計について、関東地方で予備校を展開する早稲田予備校(本部・東京都新宿区)に話を聞いた。

数字が「13」まである時計が話題

千葉県船橋市のJR西船橋駅のホームから見える、「数字が13まである時計」がネット上で話題になっている。

駅からほど近いビルの壁に、通常なら12までのはずが、13まで数字がある時計が設置されているのだ。13と5の数字だけ赤くなっていて、針も13を指している。

提供:早稲田予備校/13時ホール・1975年当時

提供:早稲田予備校/13時ホール・1975年当時

提供:早稲田予備校

提供:早稲田予備校

ネット上に「何だこれ」「ゾワッときた」「なぜ、13がある?」「脳内がソワソワする」「パラレルワールドにきちゃった気がします」「謎」など、多くのコメントが寄せられている。

45年程前、高田馬場に初めて設置

この時計は、早稲田予備校が設置している「13時時計」だという。早稲田予備校予備校本部の広報担当者に話を聞いた。

—–いつ・どのような経緯で設置したのですか?

1975年(昭和50年)です。

東京都新宿区高田馬場4-9-9に当時の早稲田予備校東京本校の新校舎が完成し、その壁面に13時時計を設置して、建物を「13時ホール」と命名しました。

西船橋校については、西船橋校開校の1991年(平成3年)当初から校舎壁面に設置しています。

現在でも高田馬場のビルの名称は「13時ホール」で、Google Mapでもそのように表示されるはずです。

Google Mapで確認したところ、高田馬場の早稲田予備校には確かに「13時ホール」という名称が表示されていた。

提供:早稲田予備校/パンフレット

提供:早稲田予備校/パンフレット

提供:早稲田予備校/13時ホール・1975年当時

提供:早稲田予備校/13時ホール・1975年当時

勉強に向かう姿勢への願いが込められている

—–この時計は、動いてはいないのですか?

残念ながら、設置当初も現在も動く構造にはなっていません。

—–なぜ、13まで数字が存在?針が5時13分(13時25分?)を指している理由は?

数字と時刻の理由は、

1. 1日12時間×2という枠組みにとらわれず、1日13時間×2となるくらい、時間を効率的に利用して勉強してほしい。

2. いざ「13」合格「5」という語呂合わせ。

3. 「13」年目(小学校6年+中学校3年+高等学校3年の翌年)こそ合格「5」しようというメッセージ。(早稲田予備校は浪人生対象の予備校からスタートしたため)

など複数の説があります。

もともと、どれか1つが正解ということではなく、早稲田予備校に通う生徒の皆さんが、自分なりの「理由」「背景」を常に考えながら勉強してほしい、という願いを込めて設置したというのが正確な理由のようです。

提供:早稲田予備校

提供:早稲田予備校

現在、高田馬場でも見ることができる

 

—–時計への反響は?通りかかった人や新入生などから驚かれたり、問い合わせを受けることはありますか?

通りがかりの方が立ち寄られて質問される、メディアの方から電話をいただく、といった外部の方からのお問い合わせは年に数回程度です。

以前近隣の方から「時計がおかしいから直して欲しい」と匿名の電話がかかってきたことがあり、「デザインなのでご理解ください」と説明してもなかなか納得してもらえず、困ったことが一度ありました。

—–西船橋校にのみ設置されているのですか?

現在、設置されているのは西船橋校のほかに高田馬場の13時ホールの壁面です。

—–この時計は貴校にとってどのような存在ですか?

早稲田予備校のシンボルです。

一見すると不思議な時計は、大学受験に打ち込む予備校生に桜咲く日の訪れを祈る素敵な時計だった。

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Text by 長澤まき

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