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色覚異常や弱視にも配慮した「ごみの形をしたごみ箱」が話題、大学生が設置「ダイバーシティを考える契機に」

提出:「つくば ごみばこ ぷろじぇくと vol.2」企画者

提出:「つくば ごみばこ ぷろじぇくと vol.2」企画者

筑波大学(茨城県つくば市)の中央図書館に設置された「ごみの形をしたごみ箱」がネット上で話題になっている。

ごみの形をしたごみ箱について、つくば ごみばこぷろじぇくとvol.2の企画者に取材した。

「ごみの形をしたごみ箱」を設置

色覚異常や弱視、文字が読めない人でも、何用のごみ箱か判別しやすく、子どもや車いすユーザーも使いやすいよう高さも配慮したユニバーサルデザインのごみ箱。

ペットボトル用はペットボトル型、カン用はカン型になっていて、ひと目で何を捨てるごみ箱か分かる。

提供:「つくば ごみばこ ぷろじぇくと vol.2」企画者

提供:「つくば ごみばこ ぷろじぇくと vol.2」企画者

このごみ箱について、ネット上に「良いアイデア」「迷わなくてすむ」「可愛い」「ナイスデザイン」「ごみの分別が楽しくなりそう」「広まってほしい」など、多くのコメントが寄せられている。

弱視歩行体験を機に発案

このごみ箱は、“やってみたい”を応援する筑波大学の「つくばアクションプロジェクト」の一環として、同大の学生が企画した「つくば ごみばこぷろじぇくとvol.2」という。

弱視歩行体験をした際に、学内に設置されているごみ箱に使いにくさを感じる人がいると認識し、誰にでも使いやすく親しまれるごみ箱とはどのようなものかと考えるようになり企画したそうだ。

企画者に話を聞いた。

—–同プロジェクトには、現在何名程が参加していますか?

約10名が参加しており、全員筑波大学の学生です。

提供:「つくば ごみばこ ぷろじぇくと vol.2」企画者/制作風景

提供:「つくば ごみばこ ぷろじぇくと vol.2」企画者/制作風景

誰でも使いやすく親しみやすいよう工夫

—–制作にあたって、特にこだわった点・工夫した点は?

見た目や形から、ごみばこがごみそのものを模しているとわかって初めて意味を持つ活動だと思ったので、デザインにはかなりこだわりました。

色、形、サイズ等を工夫して誰にでも使いやすく、また親しみやすいものになるよう努めました。

ペットボトル用のごみ箱は、上部にある白いキャップをデザインした部分に、ペットボトルのフタを分別できるようになっている。

—–このアイデアは、どのように発案したのですか?

設計をする際にペットボトル上部の空間をうまく使えないかと思い、考案致しました。

提供:「つくば ごみばこ ぷろじぇくと vol.2」企画者

提供:「つくば ごみばこ ぷろじぇくと vol.2」企画者

ダイバーシティについて考えるきっかけに

—–設置以降、どのような反響がありますか?

デザインに対する肯定的なご意見を多数いただき、大変嬉しく思っております。

現在、ごみばこについてのアンケート調査を実施中だそう。6月20日を目安に集計し、その結果をもとにできる限り改良して、常時設置する予定だという。

提供:「つくば ごみばこ ぷろじぇくと vol.2」企画者/制作風景

提供:「つくば ごみばこ ぷろじぇくと vol.2」企画者/制作風景

—–活動に込める思いとビジョンを教えてください。

本活動はユニバーサルデザインのごみばこを通し、ダイバーシティについて考えることを目標としています。

今後ごみばこを展開する予定などはございませんが、このごみばこを目にした方にこれからの更に多様化する社会のあり方を考えていただけたらと思います。

Posted: |Updated:

Text by 長澤まき

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