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犬・猫へのマイクロチップ装着が販売業者に義務化へ、飼い主は努力義務に│改正動物愛護法

イメージ画像/Adobe Stock

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犬や猫へのマイクロチップ装着が義務化されることが決まった。

改正動物愛護管理法が全会一致で成立

犬や猫へのマイクロチップの装着を販売業者に義務付けることなどが盛り込まれた改正動物愛護管理法が6月12日に開催された参議院本会議で、全会一致で可決・成立した。

犬猫販売業者は、犬または猫を取得した日(生後90日以内の犬猫を取得した場合は、生後90日を経過した日)から30日を経過する日までにマイクロチップを装着することが義務に。

一般の飼い主については、マイクロチップ装着は努力義務となる。

同改正法には他にも、出生後56日未満の犬や猫の販売を原則として禁止することや、愛護動物に対する殺傷罪等の厳罰化などが盛り込まれている。

イメージ画像/fotolia

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迷子・災害時など、ペットの身元証明に

環境省ホームページによると、マイクロチップは、直径2ミリ、長さ8~12ミリの円筒形の電子標識器具。それぞれのチップに、世界で唯一の15桁の数字(番号)が記録されている。

一度体内に埋め込むと脱落したり消失することはほとんどなく、データが書き換えられることもないため、確実な証明になるそう。

読み取り機(リーダー)から発信される電波を利用してデータ電波を発信するので、電池が不要で、半永久的に使えるという。

出典元:環境省ホームページ

出典元:環境省ホームページ

迷子や災害、盗難や事故などで飼い主と離れ離れになった際に、マイクロチップの番号をリーダで読み取ってデーターベースに登録されている飼い主の情報と照合することで、飼い主のもとに戻ってくる可能性が高くなる。

動物の安全で確実な個体識別方法としてヨーロッパやアメリカを始め世界中で広く使われており、日本でも近年、利用者が急増しているという。

出典元:環境省ホームページ

出典元:環境省ホームページ

痛みは普通の注射程度、費用は数千円~1万円くらい

マイクロチップが義務化されることについて、ネット上には「迷子になったらすぐに探せる」「捨て猫・捨て犬に対する予防策にもなる」「大事なこと」と賛成する声がある一方で、「異物を埋め込むのか…」「かわいそう」「痛くないかな?」「いくらかかるんだろ?」と戸惑う声も寄せられている。

マイクロチップはどのように埋め込むのか?

環境省のホームページによると、通常の注射針より少し太い専用のインジェクター(チップ注入器)を使って注入。

痛みは普通の注射と同じくらいといわれており、鎮静剤や麻酔薬などは通常は必要ないそうだ。

マイクロチップの装着費用は、日本獣医師会のホームページによると、動物の種類や動物病院によって異なるが数千円~1万円程が一般的だそう。また、マイクロチップの番号と飼い主のデータをデータベースに登録する登録料として、別途1000円がかかるという。

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Text by 長澤まき

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