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レストラン・カフェの空席状況が一目でわかる電子看板が話題!きっかけは子供と出かけた時の残念な体験

提供:バカン

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施設内のレストランやカフェの空席状況が一目でわかる表示について、IoT・AIを活用した空席情報配信サービスを開発した株式会社バカン(東京都新宿区)に取材した。

店の空き状況が一目でわかる表示が話題に

神奈川県横浜市のある商業施設にある施設内に点在する複数のレストランやカフェの空き状況が一目でわかるデジタルサイネージが、ネット上で話題になっている。

席が空いている店舗には「空」、満席の店舗には「5分以上待ち」「10分以上待ち」など待ち時間の目安が表示され、わざわざその店舗まで足を運ばなくても一目で店舗の空席状況を知ることができる。

提出:バカン

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あるTwitterユーザーがこの表示をツイートしたところ、ネット上で一躍話題に。「これは便利だ!」「画期的」「待ち時間のストレスが軽減されますね」「子連れには神…」「全国に広まって欲しいですね!」など多くのコメントが寄せられている。

AI・IoTで空き情報を最適表示

同表示は、バカンが運営する空席情報プラットフォーム「VACAN」。

センサーやカメラで店舗の客席等の混雑状況を把握し、AIを活用して空き情報をリアルタイムに最適表示する仕組みだ。

出典元:バカンプレスリリース

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「子供との時間を大切にしたい」と開発

バカン広報室の大石かおりさんに話を聞いた。

—–どのような経緯で開発されたのですか?

代表取締役の河野剛進が「子供のとの時間を大切にしたい」と思った原体験が起点となっております。

河野が子連れで外出し、外出先でレストランを探した際に、どこも混雑していてなかなかお店に入れなかった。どこに行っても満席で…。そうしているうちに子どもは泣き出してしまい、結局、もう帰ろうということになってしまった。楽しいお出かけだったはずが、混雑のせいで残念な結果に。

そんな体験から「いま、空いている」という情報を提供するサービスの開発が始まりました。

小さい子を連れていると、予約の時間に合わせた行動は難しいです。予約時間に合わせようと、かえって子供に無理を強いてしまったりします。

ですから「今、空いている」というこれまでになかった価値を情報として提供するというサービスを作ろうと思い立ちました。

提出:バカン

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授乳室、保安検査場など幅広いシーンで活用

他にも、オフィスや商業施設のトイレが混んでいてすごく待たされた経験から、リアルタイムの空席状況がわかれば心に余裕が持て、周りの人たちにも優しくなれる世界が作れると思い、トイレなど他の施設も視野に入れたサービスを開発してきたそう。

2016年6月に「いま空いているか、1秒でわかる優しい世界。」を目指すスタートアップ企業として会社を設立し、同年8月にトイレ用のサービスを正式に開始。

2018年1月に今回話題になったレストラン・カフェの空席状況表示サービス「VACAN」を正式に製品化。同サービス名は英語の「VACANT:空いている」に由来しているそうだ。

同年11月からは「QUIPPA」という弁当の取り置きサービスも展開。現在、多種多様な施設からサービス導入の問い合わせが寄せられているという。

—–開発にあたってこだわった点は?

レストランやカフェ、トイレ以外にも汎用的に多様な「空き」情報を提供できるサービスになるようこだわって開発をしております。

コンサート会場、宿泊施設、無人レジ、授乳室、パウダールーム、空港の保安検査場、会議室…などにも展開しております。

提供:バカン

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今までと違う売り場を知ってもらえる効果も

「VACAN」導入にあたって、2017年8月から約2カ月間、横浜駅西口の商業施設・相鉄ジョイナスと髙島屋横浜店において、店舗への送客状況や満足度を計測する実証実験が行われた。

—–実証実験では、どのような結果が出ましたか?

VACANの実証実験を実施した際のアンケート結果では、88%の方からよかったというお声をいただきました。

残りの12%は「サイネージをもっと増やして欲しい」など、さらなる要望の声でした。

—–本格導入後の同システムへの反響や効果は?

サイネージ(電子看板)を見て空いているお店から選べるのはとても便利、というお声をいただいてます。

また、アンケートから、満席時に他の階のレストランへお客様が向かわれたことや、他の階へ向かう際に思いがけず通りかかり、今まで行ったことのない売り場を知っていただく「回遊効果」が出ていることもわかりました。

トイレにサービスを導入した施設では、お客様から「便利になった」というメールやお手紙を受け取ったそうです。加えて「トイレの混雑を何とかして欲しい」という要望が出なくなったといったお声もいただいております。

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「今空いてる」が当たり前にわかる世界へ

—–ツイートで話題になっていることについて、感想をいただけますか?

サービスを多くの方に知っていただけたこと、「便利」「画期的」「使ってみたい」などのお声をいただけたことがとても嬉しいです。

皆様のお出かけが少しでも豊かな時間になるために、「VACAN」が、お役に立てたら幸いです。引き続き応援よろしくお願いします。

提供:バカン

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—–同システムに込めるビジョンを教えてください。

「いま空いているか、1秒でわかる優しい世界をつくる。」ことを弊社のビジョンとして掲げております。

中国にも事業所を立ち上げております。「今空いている」という情報が世界中で当たり前にわかって、皆様の暮らしが便利で豊かなものになったら嬉しいです。

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Text by 長澤まき

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