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メモ用紙を使っていくと土偶が出てくるメモパッド!青森県に開発経緯を聞いた

提供:青森県 観光企画課

提供:青森県 観光企画課

メモを使っていくと国宝の合掌土偶が徐々に姿を現す「発掘型メモパッド」について、青森県観光企画課に取材した。

メモを使うと国宝の合掌土偶が出土

青森県と建築模型制作会社・トライアードが共同開発した発掘型メモパッド「OMOSHIROIBLOCK 国宝合掌土偶」が8月1日に発売された。

メモとして使っていくと、同県八戸市の縄文時代の遺跡で出土した「国宝 合掌土偶」の造形が徐々に現れるメモパッド。

メモブロックの中には「当たり」として、一部が合掌土偶や県内の縄文遺跡から出土した遮光土器・板状土偶の形に切り抜かれた紙が数枚入っている。

縄文時代の土偶の発掘感をデスク上で味わえる、青森縄文土産の最高傑作だ。

提供:青森県 観光企画課

提供:青森県 観光企画課

青森の縄文の魅力を届けたい

観光企画課まるごとあおもり情報発信グループの担当者に話を聞いた。

—–同商品を開発した経緯を教えてください。

青森の縄文の魅力を多くの人に届けたい―このプロジェクトはそんな思いから始まりました。

縄文にちなんだ何かハイセンスで素敵な商品を作れないかと模索していたところ、OMOSHIROI BLOCKという最高の商品に出会い、青森県からトライアードさんへラブコールを送りました。

「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録の気運を一層高めることを目指した商品だという。

—–メモとして使っていくと土偶が徐々に現れる、というアイデアはどのように発案?

商品の共同開発を持ちかけたのは県からです。

紙を1枚ずつめくっていくと少しずつ造形が現れるOMOSHIROI BLOCKの存在は以前から知っていました。

ある時、この商品が縄文遺跡の発掘作業に絶妙にマッチすることにビビッと来たんです。

共同開発したトライアードは、紙をめくっていくと建物などのアート作品が現れるメモ帳「OMOSHIROI BLOCK」を開発・販売する大阪の企業。

【関連記事】精巧な模型が出現…芸術的な「メモブロック」発案のキッカケを聞いた

2018年12月に同社のデザイナーを青森県に招待し、縄文遺跡を見て回りながら商品のイメージを膨らませてもらい、出現する造形物を何にするかといった具体的なイメージを同社のデザイナーが考案。

その後、「国宝 合掌土偶」の出土状態をリアルに再現するためにデザインの微修正を重ね、今年3月に商品デザインが完成したそうだ。

デザインを初めて見た時の感激は今でも忘れられません。

期待を上回る素晴らしいデザインで、発掘感も満載、「まさにこんなお土産がほしかった!」と思いました。

デザイナーさんの感性が本当にすばらしいです。

提供:青森県 観光企画課

提供:青森県 観光企画課

出土状態や装飾をリアルに再現

—–開発にあたってこだわった点は?

OMOSHIROI BLOCKはトライアード社が誇る建築模型制作の技術を駆使して、レーザーカットした上質な紙を手作業で重ね、丁寧に心を込めて作られています。

「国宝 合掌土偶」は、土偶には珍しくほぼ全身が残った状態で横向きで発掘され、なぜか左足だけが別の場所から見つかっています。

この発掘の状況、そして土偶にあしらわれたハイセンスな装飾を細部までリアルに表現することにこだわり、デザインの微調整を重ねました。

発掘作業をするように土色の紙をめくりながら、少しずつ現れる国宝をぜひ楽しんでもらいたいです。

青森の土偶が紙に時々現れたりして、遊び心も忘れないメモブロックになっています。

提供:青森県 観光企画課

提供:青森県 観光企画課

メモとして使用後はオブジェに

同商品は、八戸市の八戸埋蔵文化財センター是川縄文館など、青森県内の数カ所の販売店で販売されている。

—–県外での販売やネット通販の予定はありますか?

現時点では、トライアード社のオンラインショップでのお取扱いとなっております。

提供:青森県 観光企画課

提供:青森県 観光企画課

—–同商品に込める思いを教えてください。

今回トライアードさんとのタイアップにより誕生したこの逸品、値は張りますが、メモとして使った後は机の上のオブジェに様変わりする驚きの代物です。

今回商品のテーマにした「国宝 合掌土偶」は縄文時代の土偶ですが、青森県にはその時代の人々の暮らしぶりを示す重要な遺跡が今も数多く残っています。

この商品をきっかけに、1人でも多くの方に青森の縄文の魅力を知っていただきたいです。

【OMOSHIROIBLOCK 国宝合掌土偶】
・サイズ:W85×D82×H43(ミリ)
・145枚
・価格:1万円(税抜)
・販売店は青森県のプレスリリースで紹介

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Text by 長澤まき

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