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「これでいいのか東京都世田谷区」出版から4年経っても売れ続ける理由

出典元:マイクロマガジン社プレスリリース

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マイクロマガジン社(東京都中央区)が2015年に出版した書籍「地域批評シリーズ3 これでいいのか東京都世田谷区」が今年9月、区内にある大型書店・TSUTAYA三軒茶屋店で売上1位を獲得した。

発売から4年以上経った今でも売れ続ける理由はどこにあるのか?マイクロマガジン社に話を聞いた。

地域の本当の魅力を明らかにするシリーズ

「これでいいのか東京都世田谷区」は、地域の真実の姿や本当の魅力を明らかにする同社のロングランシリーズ・地域批評シリーズの文庫版第1弾として、2015年8月29日に発売した。

 

出典元:マイクロマガジン社プレスリリース

出典元:マイクロマガジン社プレスリリース

高級住宅地が並び、セレブが集うイメージが強い世田谷区。著名人や富裕層が居住する成城エリア、文化人が集まる下北沢や三軒茶屋エリア、ファッション性が高く多くの若者に支持される二子玉川エリアなど、それぞれの地域が区の好感度を上げている。

しかし、そもそも世田谷区は「高級」や「オシャレ」ではなく、そうした印象にとらわれると世田谷区の本質は見えてこないという。

世田谷区は、もともとは江戸の農産地として開発が進んだ。関東大震災では都心からの被災者が移住し、高度成長期には多くの農地が宅地開発の対象となった街だ。

“世田谷区の高級幻想を壊した”上で、小田急線、東急各線、京王線など各沿線の街の特徴と住民を徹底分析し、それを基に現状や新たな問題点を指摘。世田谷区の真の姿を解き明かす。

書店のPRで書籍の面白さを引き出す

同書は今年9月23日~29日の期間、TSUTAYA三軒茶屋店で全文芸書籍中売上1位を獲得した。

発売から4年以上経った今、なぜ売上1位を獲得できたのか。マイクロマガジン社の広報担当者に話を聞いた。

2007年に創刊したこの「地域批評シリーズ」は統計データや徹底した現地の取材など、さまざまなアプローチを用いて各地域を検証し、地域の本当の魅力を明らかにする事をモットーとしており、美味しいお店やレジャースポットを紹介している流行やトレンドに基づいた書籍、雑誌とは異なりますので、いつ読んでも楽しめる、いつ読んでも面白い内容であると自負しております。

ただ日々数多くの新刊が発売される中で、どうしても発売から月日がたった書籍は埋もれがちになります。

今回はTSUTAYA三軒茶屋店のご担当者様が世田谷区の大型書店として、あらためて意思を持って仕掛けや展開を行ってくださり、さらに自作のPOPなども掲示いただいたことが大きな売上アップの要因になりました。

店頭でのテーブル展開+店内話題書棚を一列ジャックしての面陳+ランキング棚での面陳という、ご来店客全員の目に留まるような多面展開をしていただいたほか、お手製POPも作っていただくというご協力を得られたことで、発売から4年以上経過した今、あらためて書籍の魅力を引き出していただいたことが大きいです。

出典元:マイクロマガジン社プレスリリース

出典元:マイクロマガジン社プレスリリース

発売から4年以上経過した今、売上1位になったことをとても嬉しく思っているという。

これはご展開いただけた書店様のご協力なくしては実現しませんでした。あらためてお礼申し上げます。

この地域批評シリーズは2007年創刊の「東京都足立区」からスタートし、通巻100号、発行累計100万部を超える超ロングランシリーズになっております。

各地域のイメージとして貼られたレッテルを、さまざまなアプローチを用いて検証し、地域の真実の姿や本当の魅力を明らかにする「面白くてためになる」地域分析本として、北海道から鹿児島まで計132タイトルを発売し、各地域でご好評頂いております。

いつ読んでも楽しめる内容が満載ですので、皆様のお住いの地域、ご出身の地域のタイトルがございましたらぜひご一読頂けましたら幸いです。

店頭で販促活動を頑張ったからといって、必ず売れるわけでもない出版不況のこのご時世。

ご当地本が売れ続けるあたり、世田谷区の人は地元愛が強いのかもしれない。

【地域批評シリーズ3 これでいいのか東京都世田谷区】
・編集:岡島慎二
・ISBN:9784896375244
・書籍:320ページ
・定価:790円(税抜)
・発売日:2015年8月29日

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Text by 長澤まき

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