シェア

年末年始の渋滞、どう予測する?NEXCO東日本初の女性渋滞予報士に聞いてみた

提供:NEXCO東日本

提供:NEXCO東日本

渋滞予報士の仕事について、NEXCO東日本の6代目渋滞予報士・小宮奈保子さんに取材した。

年末年始の渋滞予測が発表

NEXCO東日本は先日、高速道路の年末年始(2019年12月27日~2020年1月5日)の渋滞予測を発表した。

いつ・どこで・どのくらいの渋滞が発生するかを予測し、混雑している日にち・ルートを避けた分散利用をよびかけて、渋滞を減らすための予測。

今年の年末年始は特に1月2日(木)~3日(金)に渋滞が多発する見込みだとして、12月31日(火)・1月1日(水)・1月5日(日)など、渋滞の比較的少ない日の利用を検討するよう呼びかけている。

提供:NEXCO東日本

提供:NEXCO東日本

計4名が渋滞予報士として活動

渋滞予測は、誰がどのように作成しているのか?

同社は日本道路公団時代の1987年度の年末年始から、渋滞予測の情報提供を始めた。

2007年に渋滞予測や渋滞対策の広告塔として「渋滞予報士」が誕生。現在、北海道・東北・新潟・関東の各支社に1名ずつ、計4名が渋滞予報士として活動している。

過去3年間の渋滞データをベースに、周辺情報や時節性を踏まえ、長期連休の渋滞を予測し、発表しているそうだ。

提供:NEXCO東日本

提供:NEXCO東日本

提供:NEXCO東日本

提供:NEXCO東日本

初の女性渋滞予報士・小宮奈保子さん

そんな渋滞予報士に今年の夏、渋滞を減らして利用者のサービス向上に貢献したいと志す一人の女性が就任した。

6代目にして同社管内初の女性渋滞予報士 小宮奈保子さんは、大学で土木工学を専攻後、インフラを支える仕事を志望してNEXCO東日本に入社。

工事事務所や関東支社総合企画課を経て、今年4月、本人の希望により渋滞対策などを行う関東支社管理事業部交通技術課に配属になったという。

提供:NEXCO東日本

提供:NEXCO東日本

円滑な交通の実現に興味

NEXCO東日本の6代目渋滞予報士である小宮奈保子さんに話を聞いた。

—–大学で土木分野を選考した理由を教えてください。

まちづくり(都市計画)に興味をもったことがきっかけです。

その中でも生活の基盤となるインフラについて学び、社会に貢献する仕事がしたいと思い、土木を専攻しました。

—–渋滞予報士になるまでの道のりは?

これまでの業務において、高速道路ネットワークの整備による交通の流れの変化や渋滞発生状況の変化などの分析を担当し、円滑な交通を実現するということに興味を持ったことがきっかけで交通技術課を希望しました。

交通技術課の社員と協力して予測

渋滞予報士の仕事について聞いた。

—–11月に年末年始の渋滞予測が発表されましたが、どれくらい前から取りかかるのですか?

9月頃から取り組みます。

—–渋滞予測は1人で作成するのですか?

渋滞予報士のほか、交通技術課に属する当社の社員やグループ会社の社員が協力して作成しています。

提供:NEXCO東日本

提供:NEXCO東日本/渋滞が発生しやすいサグ部

小宮さん「渋滞を減らし、サービス向上へ」

—–渋滞を予測するにあたって、難しい点・大変な点は?

ただ単に過去の渋滞実績から予測するのではなく、過去の渋滞が事故や天候等の影響を受けていないか精査することや、今年の特徴(曜日配列や新規道路の開通状況、周辺のイベントなど)を考慮して補正することが必要であり、非常に難しいです。

—–それを乗り越えるために、どのような事をしていますか?

日頃から交通に影響する出来事を整理したり、イベントなどの情報をしっかり収集できるようにアンテナを張っておいたりすることを心掛けています。

生活の基盤となる高速道路の各種事業に携わることで社会に貢献できることが、この仕事のやりがいだという。

提供:NEXCO東日本

提供:NEXCO東日本

—–渋滞予報士の仕事に込める思いを聞かせてください。

ソフト面・ハード面での対策を企画立案することにより少しでも渋滞を減らし、お客さまのサービス向上へ貢献したいと思います。

普段情報をキャッチしない人(初心者や週末ドライバーなど)向けの情報発信も積極的に行い、サグなど渋滞に関する認知度をより向上させたいと考えています。

Posted: |Updated:

Text by 長澤まき

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング