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生ごみを肥料に変える「都市型コンポスト」が人気、開発のきっかけとは?

提供:ローカルフードサイクリング

提供:ローカルフードサイクリング

1月に発売された都市型コンポスト「LFCコンポスト」が注目を集めている。開発したローカルフードサイクリング株式会社に取材した。

都市に馴染むスタイリッシュなコンポスト

「LFCコンポスト」は、古くから畑の傍らに置かれ利用されてきた、生ごみなどを微生物の力で分解して堆肥にするコンポストを改良したもの。都市部の住民も導入しやすいように、小さくスタイリッシュな見た目とエコに徹底的にこだわって開発した。

1日300グラムの生ごみを1.5カ月~2カ月間投入することができ、その後2~3週間ほどで栄養価の高い堆肥に代わるという。

バッグと専用紙袋・基材がセットになっており、バッグは繰り返し使用できる。

提供:ローカルフードサイクリング

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3週間のおためしセット「コンポストチャレンジ」の専用バッグは、ひっくりかえすとプランターに早変わり。

堆肥ができた後、バッグの口を半分ほど折り返してプランターに変身させ、そのまま野菜などを植えて育てることができる。

1月3日に発売したところ、直後から同社に予想を遥かに超える注文が寄せられているそうだ。

提供:ローカルフードサイクリング

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父親のがん宣告をきっかけに発案

スタイリッシュなコンポストはどのように誕生したのか?広報の作内大輔さんに話を聞いた。

—–発案の経緯・開発までの道のりを教えてください。

当社代表であり、開発者であるたいらの最愛の父がガン宣告を受けたことがきっかけでした。

食養生で使う無農薬野菜を街中探しましたが、やっと手に入れた野菜は鮮度が落ち高価なもの。日々の忙しさに追われスーパーやコンビニで食を調達する都会の日常の中で、誰もが簡単に安価で安全な食べ物が手に入ることの必要性を感じました。

その中でたいらが出した答えは「コンポスト」でした。

ごみになっていた食べ物を入れれば、土の栄養に変わり、また野菜ができる。工夫をすれば農薬も使わなくていい。多くの人がコンポストを使えば、暮らしと土の改善がつながって全てを解決できると思ったのです。

出典元:ローカルフードサイクリングプレスリリース

出典元:ローカルフードサイクリングプレスリリース

都会の住宅での使用を想定し開発

—–バッグ型に着目した理由は?

都会の一軒家やマンションのベランダで使っていただくことを想定し、これまでのごみ箱を想起する外見ではなく、家の中に置いてもスタイリッシュでおしゃれなコンポストを目指しバッグ型にしました。

バッグ型には、コンポストを続けるなかで、置き場所を変えやすいというメリットがあります。

提供:ローカルフードサイクリング

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—–開発にあたって特にこだわった点は?

コンポストの中身である配合「基材」は20年以上の経験で厳選した素材を使用し、オリジナルのゴールデン比率で配合しました。

20年以上の研究の結果、悪臭の発生を防ぎ、生ごみから堆肥への分解スピードを速めます。

バッグの素材はペットボトルを再利用したエコ素材をオーダーメイドしました。また、特注の止水ファスナーを付けることで、水や虫の侵入を防ぐ設計にもなっています。

生ごみと基材を包む専用の紙袋はコンポストに最適な水分量をコントロールできる仕様になっています。

出典元:ローカルフードサイクリングプレスリリース

出典元:ローカルフードサイクリングプレスリリース

持続可能な未来に繋がる循環の仕組みを

—–想定していたユーザー層・利用シーンは?

これまでコンポストに興味はあったが利用までには至らなかった都会住まいのデイリーエコ族をユーザーに想定しています。

利用シーンは一軒家・マンションのベランダ、バルコニーです。

提供:ローカルフードサイクリング

提供:ローカルフードサイクリング

—–同商品に込める思い・ビジョンを聞かせてください。

家庭の生ごみが土になり、また野菜になる。

この”小さな循環”の世界観こそが重要だと感じます。私たちはこれを「ローカルフードサイクリング」と定義しています。

コンポストは、日々の暮らしの中で環境活動を意識すること・忙しい人でも参加できること・小さな単位での食の循環であること、この3つの解決策を導き出し、自分で生ごみを処理しながら次の資源(堆肥)に変えることが可能です。

食べ残しや調理くずはごみとして処分し、そのほとんどが二酸化炭素を出しながら焼却されています。生ごみを減らすだけで持続可能な未来へのお手伝いもできるLFCコンポストによって、この循環の仕組みを一人でも多くの人に体験してもらうこと。それが私たちの使命です。

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Text by 長澤まき

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