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【マイクロ人工筋肉】強度は人の筋肉の1000倍

YouTube/Berkeley Lab

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グラフェンやカーボンナノチューブなど、驚異的な性質を持つ素材が次々に生まれている。そんな中、人の筋肉の1000倍の強度を持つ微小な人工筋肉を開発したと、米ローレンス・バークリー研究所の研究チームが2013年12月19日に発表した。

試作された人工筋肉は、二酸化バナジウムでできた2つのコイルを中央でつないだもの。二酸化バナジウムは、67℃を超えると電気特性や結晶構造が変化するため、体積の収縮が起こる。今回の人工筋肉にはこの性質が利用されている。各々のコイルはわずか数百マイクロメートルというサイズながら、機構全体の50倍の重さの物体を、5倍もの距離まで、60ミリ秒という速さで、勢いよく飛ばすことが可能という。これは人の筋肉の1000倍の強度に匹敵するという。

この人工筋肉により、単純な構造でもパワーのあるモーターやアクチュエーターが実現可能になったと、本研究チームのリーダーであるJunqiao Wu氏は述べている。

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Text by 谷口奈々

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