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予算800万でも断らない?三池崇史監督が仕事を選ばない理由がカッコイイ

映画『喰女-クイメ-』公式サイト

映画『喰女-クイメ-』公式サイト

18日深夜放送のフジテレビ『OV監督』は、レギュラーの劇団ひとり、バカリズム、千原ジュニアが、日本を代表する映画監督・三池崇史と初対談。

三池監督が3人のムチャな質問に答え、映画撮影秘話を語った。

世界が注目する三池崇史監督が登場!

三池監督は、1991年Vシネマでデビュー。大型時代劇『十三人の刺客』から『忍たま乱太郎』『ヤッターマン』まで、ジャンルや予算を問わず幅広く作品を撮り続け、現在までに撮った作品は80作を超える。

最新作、市川海老蔵・企画&主演のホラー映画『喰女~クイメ~』は、23日に公開される。

「仕事したくない」のは、超大物俳優?

Q.もう一生、一緒に仕事したくない俳優は、誰?

「山城新伍さん。助監督の頃から一緒に仕事してすごいイジメられたというか鍛えられた。俺がカチンコうっても芝居してくれない。監督になって、何本か出てくれたけど、大物ですからね。ワンカット、テストしたら『もう、帰る』って。本番まだですよって言ったら『ギャラはこんなもんだろ?』って。『まあ仕方ない、やるか』ってなったんだけど、これは大変だなと思った。……でも、身体を壊されて、いなくなっちゃったら、すごいさびしかった」

「いい芝居して性格も良いっていうのは、そもそも無理なんじゃないかな。だから、あんまり(役者に)人格は求めないです。市川海老蔵でも大丈夫!」

人生にはそれぞれの「流れ」がある!

Q.「自分は面白くないけど客が入る映画」と「自分は面白いけど客が入らない映画」どっちがやりたいですか?

「やっぱり、自分が面白い方だね。自分が面白いことをやって、失敗したり成功したりしながら、いろんな人と出会って、思いもしない物を作るチャンスをもらったりとか。だから、自分で作品を選んだりしないようにしてる。流れがあると思うですよ、きっと。持って生まれた、それぞれの。それをいろいろ考えて、流れを自分の思うように変えようとした時に、うまくいかなくなるということが起こるんじゃないかなと」

Q.だから、ジャンル問わずにいろんな映画を作られてる?

「そうですね。基本、断らない。『びっくりするほど予算がない。800万で全部仕上げる』って言われて『無理だろ』って思ったんだけど、そのプロデューサーは真顔で言ってる。その真顔を見てると、この人の出来る映画ってどんなイメージなんだろう?って、やってみたくなっちゃう。で、やってみるとすごく面白くて、800万じゃないと作れない物が出来てくる」

ちなみに、三池監督が死んだ後、追悼番組として放送して欲しい作品は、予算800万で撮った「ビジターQ(2001年)」なのだとか。(地上波では絶対ムリな内容らしい)

怖そうに見えるけど、キレない三池監督

Q.役者に超キレたことはありますか?

基本的にキレないという三池監督に「ぜんぜん言うことを聞かない役者さんとかいると思うんですけど」と、劇団ひとり。

「面白いじゃないですか。思ったより下手だったりすると『でたっ!』って思う。時間ギリギリで、この人にしか出せない物が出るんじゃないか?と楽しみになる。監督の中には、現場に緊張感を持たせるため、演出でキレる人もいますからね。でも、キレるにはよっぽど自分に自信がないと、しっかりしてないとね。監督だからキレる…っていうのは、ちょっとオカシイじゃない?」

撮影にトラブルは必要!三池哲学がカッコイイ

Q.撮影中にトラブルが起きたらどうする?

80作品撮って、天候トラブルで撮影が出来なかったのは1日だけという三池監督。
「雨が降って来たら、雨の中で撮る」そうで、トラブルがあった方がいいものが撮れていることが多いとか。「追い込まれると眠っている能力が覚醒する。映画には多分、トラブルが必要なんですよ」

また、監督は、3日かけて撮った映像を誤って消されてしまったことがあるという。その時は、また3日間かけてやり直したというが「考えてみれば1回練習しているもの」なので、最初の3日では撮れなかったカットも全て撮れたそう。

「自分にとっては『えぇっ?』ということも、誰かの何かのプラスにできる。そこで、ショック受けて、誰かに文句いっても始まらない。『これ面白くなくなったのは、あそこが消えたからだ』って言っても、関係ない。何が起こっても、人のせいにして、誰かに『どうする?』って聞くんじゃなく、自分たちで勝手に解決してっちゃう」

トラブルもチャンスに変えてしまう、超然とした三池監督。今後、どんなジャンルの映画を撮るのか期待したい。

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