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「警察に言われても何も変わらない」元ストーカーが衝撃告白!

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8日放送のテレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』に、元ストーカーの男性が登場。ストーカーをしてしまうその心理を語った。

ストーカーによる凶悪事件が増加

近年、ストーカーによる殺人事件などが増加。警察のストーカー事案認知件数は、2005年に1万2000件だったものが、2013年には2万1000件と2倍近くも増加しているという。

元ストーカー男性がスタジオで激白!

20年に渡り2人の妻に対してストーカーとDVを繰り返した40歳の男性は、最初の妻に会った瞬間に、「この女を手に入れたい」という思いを抱き、ストーカーに変貌したと話す。彼がストーカーをする心境は「俺が好きになった以上は所有物。相手の感情は関係ない。俺が好きだからお前は俺の物」なのだという。

DVを行う心理について男性は「相手を征伐したという思い」、また「他の人に奪われるくらいなら殺す」と思ったこともあるそう。その後、更生プログラムに通ったという男性は「正しい愛し方を知らなかった。歪んだ愛情だった」と当時を振り返った。

男性は「ストーカー加害者の更生プログラムが圧倒的に少ない。法制化、義務化されていないのも問題。更生プログラムがあることを周知徹底、国が本腰を入れることが必要」と、更生プログラムの必要性を訴えた。

「自分で気づくことは難しい?」という質問に男性は「パートナーや警察が介入することによって『俺ってストーカーなの?』『俺ってDVなの?』って。更生施設に入って初めて気づく方が多い」と語った。

警察の届けに記載されるヘンな項目

「今まで、ストーカーに殺害された方は、警察に相談に行っても『事件性が足りない』と言われていた場合がほとんどなのでは?」と、MC阿川佐和子は指摘。

元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリスト・小川泰平氏によると、警察に相談に行くと下記のような項目が記載された書類に記入することになるというのだが。

■警察にとってもらいたい対応等
ア. 刑事手続きをとってほしい
イ. 行政手続き(文書での警告)
ウ. 注意、口頭での警告
エ. 現時点では決心できない
オ. その他

小川氏は「エを選択する被害者が非常に多いが、この段階では警察は動かない」と話し「警察に相談に行った際、被害者の強い決意が必要」だと語気を強めた。

大竹まこと「エは、ずい分な項目」
たけし「警察に行った時点で、決心してるわけで、どうにかして欲しいから行ってる」
大竹「それを決心できないって」
犬山紙子「要らないですよね、この項目」

「警察に言われても変わらない」衝撃の告白

一方、加害者更生プログラムに通う元ストーカー男性たちは、「警察に言われても何も変わらない」「加害者だと自覚はあるがどうしていいかわからない」「加害者も辛い」と、その心情を告白。

更生プログラムを行う栗原加代美氏は「ストーカー被害者はひたすら逃げるしか方法が無いのが現状。親族や友人の所へ逃げ込んでも、追いつめられる。全ての縁を断ち切って、加害者の知らない場所へ逃げるしかない。加害者の生活は全く変わらない、被害者だけが辛い思いをする」と、厳しい現実を語った。

軽すぎる罰則に女性陣が怒り!

さらに、ストーカーの罰則は、懲役6ヶ月もしくは50万円以下の罰金。禁止命令違反の罰則は、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金と思った以上に軽い。

犬山は「被害者は、全て縁も切って引っ越したりお金もかかる。大好きな友人や親と離れて、そこまでしなきゃいけないのに。加害者は『俺たちも苦しんでる』って言うけれども、あまりに刑罰が軽いというのは怒りがこみあげてくる」と、声を震わせた。

ホラン千秋「死ぬほど好きなんだから、50万くらいなんてことないはず」
犬山「被害者は一生ビクビクして生きなきゃいけない」

女性陣の悲痛な声に、東洋大学犯罪心理学・桐生正幸教授は「男性中心なのが問題。女性の目線が何にもないのが、ストーカー規制法なんです。もっと背景を見れば、ようやくストーカー規制法を男性がしぶしぶ作りましたというのが日本の現状」だと指摘した。

高齢ストーカーが急増する理由

また、この10年で60歳以上のストーカー行為は、なんと4倍に増加しているという。

桐生教授は「今までやって来た恋愛の考え方・やり方をそのまま踏襲するからストーカー規制法にひっかるという妙な事態になっている」と解説。昔の「女性は置いといて自分がまず主役になる、支配するという男性優位の恋愛観」は、ストーカー行為に発展しやすいのだそう。

たけし「かみさんが死んだりした後に出来た恋人への執着はスゴイ。孤独なんだよね」
大竹「これから増えそうですね」
たけし「60歳過ぎて元気なヤツいっぱいいるもん」

小川氏による「ストーカー対策」

小川氏は、ストーカーに狙われやすい女性のタイプとして「この人には自分がいないとダメと考える女性。そういうのをストーカーは敏感に感じる」と注意を呼びかけた。

「ストーカーをされ始めた時、すぐにメールアドレスや電話番号を変えるのは、危険。これによって、加害者が一線を越えてしまうきっかけになる」そうだ。

また、「しつこくメールが届いても、無視せず、時間をあけて返信するようにし、少しずつ加害者と距離をおくようにする」ことも、ひとつの対策だと語った。

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