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「子供の疑問」に答える児童書が大ヒット!現実的過ぎるその内容とは?

123RF

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「なんのために生まれてきたの?」「どうすれば幸せになれるの?」「人は、どうして人を殺すの?」など、聞かれても答えにくい子供の疑問に答える児童書が人気を集めているという。

17日放送の『とくダネ!』では、この児童書を取り上げ、子供のいる家庭で、親がどんな答えを子供に語っているかを検証した。

子供の疑問に答えた児童書が大ヒット!

「どうすれば幸せになれるの?」という質問に、笠井信輔アナウンサーは「今が幸せだと思いなさいと言うしかない」と、かなり力技の回答をして苦笑い。

今、そんな子供の疑問に答える「こころのふしぎ なぜ?どうして」(村山哲哉・監修)という児童書が「今、我が子に読ませたい本」として45万部の大ヒットを記録しているのだとか。

本には、「大人って、何?」や、「なんのために生まれてきたの?」「どうすれば幸せになれるの?」などの難しい疑問に、かなり現実的な答えが書かれてあるらしい。

正義の味方はどこにいる?の回答は…

例えば、「正義の見方ってどこにいるの?」という疑問に対しては、「戦争などたくさんの人間が争う時も『正義と正義』の対決」「現実の世界で、正義の味方と呼ばれている人も戦っている相手から見れば悪になる」と、かなり現実的な解説をし、「正義の味方はいないのです」とバッサリ。

「じゃあ、悪いことしてる大人に注意するべき?」という問いには、「絶対にダメです。もし、注意した人が何でも暴力で解決する人だったらどうなりますか?とってもこわい思いをすることになります」と、現実的。さらに、「また、良いことと悪いことの違いを見分けるのは結構難しいのです」と補足するという、児童書にしてはかなり高度な内容だ。

親たちが一番困った疑問とは?

なかでも、親たちが一番答えに困ったというのが「アリのいのち、花のいのち、人間のいのち、みんな同じなの?」という疑問なのだとか。

「同じ」と答えたものの、「同じだったら、なんで、動物は殺して食べていいのかな?」という娘の更なる質問に、父親は「大人の理屈を押しつける訳にもいかず、ある意味、人間のエゴみたいな部分じゃないですか、そこって。子供に教えていいのかな?」と困った表情を見せた。

2人の息子の父・福澤さん(39歳)は、長男から「人間と動物、植物の命は同じ?」と聞かれ。「まあ…同じだね」と、答えたが…。

長男・次男「違うよ!」
福澤さん「同じだと思うよ。だけど…」
次男「でも、人間は動物を殺すじゃん」
福澤さん「殺すね。食べるためにね」
長男「そうしたら、人間の方が地位が高いみたいじゃん」

「命は同じなのに、殺して食べる」という矛盾について福澤さんは「殺す理由って絶対にあるわけ。無意味に殺しているわけではない。人間が生きていくために食べなきゃいけないじゃん。だから『残しちゃダメ』って言ってる、いつも。命が無駄にゴミになっちゃうんだからさ、それはよくないでしょ?」と真剣な表情で息子たちに語り、息子たちは「うんうん」と何度も頷いていた。

MC小倉の名回答!一番重い命とは?

取材した梅津弥英子アナウンサーは「難しいけれど、親が子供に教えるために答えを見つけようと葛藤する姿も子供は見ているんだなと思った」と語った。

「アリのいのち、花のいのち、人間のいのち、みんな同じなの?」にどう答えるか?と問われたMC小倉智昭は「全部同じだけども、アリの世界ではアリの命が一番重くて、花の世界では花の命が一番重い。人間の世界では人間の命が一番重いって答えるね」と名回答。

梅津アナは「なるほど~!」と感心した様子。また、梅津アナによると「『カブト虫は殺さないのに、なんで蚊は殺すの?』など、子供の疑問はどんどん降って来る」のだとか。

コメンテーター・夏野剛は「大変ですよねぇ。真実を問われたら、困るようなこともいっぱいある。なるべく真面目に答えるようにはしてますけど。僕はやっぱり、人間は唯一、知性と感情を持った動物なので、殺すのがいけないとわかっていながらやらなきゃいけないんだよってことは伝えたいと思います。他の動物は、殺していけないってことは思わないから」と語った。

「正義の味方はいない」に疑問?

MC菊川怜は「本質的な質問ですよね。普段、みんな考えない」と話し、小倉は「正義の味方はいないのです」という答えに対し「勧善懲悪なドラマや映画は出来なくなっちゃうよ」と疑問を呈した。

それに対して、コメンテーター・橋口いくよは「世の中の物が、すべてウソに見えて来ちゃう。子供って、最初は物語を読んで、それを基準に考えるので」と、小倉に賛同した。

答えの内容より、親の姿勢が重要!

また、橋口は「私も小さい頃、こういう質問しましたよ。でも、真剣に答える人とかごまかす人って分かる。私は、ウソを言われたり誤魔化されたりした時に『自分で生きていかなくちゃいけないんだな』と思いました。答える内容よりも、姿勢の方を見せた方がいいのかなと思います」と語り、梅津アナは「子供は見透かしてますからね~」と苦笑い。

小倉は「親に聞いて何でも分かると思ったら間違いだよと、自分で勉強しなさいっていうのが逃げとしてはいいかもしれない」と提案。

菊川は「自分で経験して色々答えを見つけていくのを大人が手助け出来ればいいと思いますね」とまとめた。

本に書いてある答えが絶対に正しいとは思わないが、普段あまり考えない問題について、親子で話し合うキッカケになりそうだ。

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Text by 夏木りお

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