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左脳人間「分析・理論的」、右脳人間「直感・芸術的」は全くのウソだった!

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9日放送のテレビ朝日『中居正広のミになる図書館』の「知らなきゃよかった企画」に、脳科学者・中野信子先生が登場。脳にまつわるイメージを覆す「知らなきゃよかった事実」を解説した。

左脳派・右脳派の常識はウソ!

中野先生の「左脳人間は理論的、右脳人間は芸術的、というのはウソ」という言葉に、MC中居正広らスタジオメンバーは驚きを隠せない。

中野先生は、左脳と右脳に関した研究をまとめた論文は1981年に発表され、研究者ロジャー・スぺリー氏は、ノーベル医学賞・生理学賞を受賞したと解説。

この研究では、左視野に物を映すと右脳が理解する、右視野に物を映すと左脳が理解するということが証明されたという。

中野先生は、「この研究自体は正しいんですが、この研究結果を拡大解釈して、左脳で言語処理しているから分析的なんだろうとか言う人が雪だるま式に増えたことで、『左脳が分析的で理論的』、右脳がよくわからない処理をしているので『直感的』っていうふうになっちゃったんですね。でも、誰もそんなことを証明している人はいない」とキッパリ。

衝撃の事実にスタジオメンバーは?

中野「昨年、ようやくそれが嘘であるという研究が発表されました」
劇団ひとり「証明されちゃったんだ」
中野「証明されました」

坂上忍「ウソの解釈が信じられている間、なんで誰もウソだって言わなかったのか?」
中野「ちょっとずつ、言ってる人はいた」
坂上「ちょっとじゃなくって、なんで、あんたは言わなかったのか?」
中野「皆が信じてても、どうでもいいと思っていた」中野先生の衝撃告白に一同大爆笑。

「血液型もない」クールな中野先生の見解

劇団ひとり「右脳派、左脳派人間ってないの?」
中野「あれは、血液型みたいなもの」
中居「血液型もない?」
中野「ありません!」

ハッキリと言い放つ中野先生だったが、スタジオメンバーは、「あるよね~、性格の違い」「あるんじゃない~?」と反論したが、中野先生は「と、思うでしょ?それはコミュニケーションツールとして使えばいいと思います」と笑顔で答えた。

クラシックは胎教にイイもウソ?

中野「モーツァルトを聴くと頭が良くなるとか言いますが、あれもウソ」
坂上「お腹にいる時、クラシック聴かせるといいってずっと言われてたよ」
劇団ひとり「なんなら、野菜に聴かせる人もいる」

中野先生によると、この説は1993年「ネイチャー」に掲載された論文から引用されたもので、「どんな実験かというと、モーツァルトを聴かせた大学生にその後、テストを受けさせたところ、成績がちょっとよくなったというもの」なのだとか。

中野先生は、「あくまでも、大学生に対して行った実験で、胎児に聴かせて頭が良くなったかどうかなんて比較しようがない」とバッサリ。

「左利きは天才肌」「脳のシワが多いほど頭がいい」は?

さらに「左利きは右脳を使っているから天才肌というのもウソ」と言われ、左利きの坂上は「人知れず、俺は天才だと思ってた」とガッカリ。

中野「何も関係ない」
坂上「そんなことが、よくここまで浸透するよね?」

その理由については、「天才というものに対して、期待感が大きい。脳に眠っている領域があると思うと、自分にもと期待しちゃう」と中野先生。

また、「脳にシワが多いと頭がいいというのもウソ」で、「むしろ、MRIで見た時に、脳のシワが深いと脳が委縮していたり、老化が始まっているかも」と中野先生は指摘した。

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