相次ぐ物価高。どのくらいの世帯年収があれば「家計が苦しい」と感じずに済むのでしょうか？
株式会社マイナビは、20～59歳の正社員を対象に実施した「【共働き世帯の正社員に聞いた】仕事・私生活の意識調査2024年（2023年実績）」の結果を発表しました。
正社員の過半数は「家計が苦しい」
20～50代の正社員男女の51.6％が「家計が苦しい」と回答。「家計が苦しい」と回答した割合を働き方別にみると「共働きでない」人は57.5％、「共働きである」人は46.1％でした。
また、共働きで「家計が苦しい」と回答した人の平均個人年収は501.8万円、「苦しくない」と回答した人の平均個人年収は582.2万円との結果に。
世帯年収については、家計が苦しい人は平均711.9万円、家計が苦しくない人の平均は878.2万円でした。なお、家計が苦しい人の理想の世帯年収は平均1,034.4万円になっています。
仕事や私生活の満足度と個人年収の相関を見ると、男性は「900万円台」、女性は「400万円台」の人の満足度が最も高くなりました。年収が高ければ高いほど、私生活と仕事の満足度が高まるわけではないようです。
「出世したい」気持ちには大きな男女差が
共働きの正社員に管理職の割合を聞くと、男性は29.3％、女性は6.8％と、男女で大きな差がみられました。「出世したい」と回答した人は男性が40.6％、女性が19.8％となっています。
また、「これ以上出世は望まない」と回答した割合は、男性では53.1％、女性は73.3％。理由を自由回答で聞いたところ「業務量に対して賃金が見合っていない」という意見が目立ちました。
調査概要
【共働き世帯の正社員に聞いた】仕事・私生活の意識調査2024年（2023年実績）
調査期間：2023年11月17日（金）～20日（月）
調査方法：インターネット調査
調査対象：20～59歳の正社員の男女
有効回答数：3,000件
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100％にならない場合があります。
＜参照＞
マイナビ、「【共働き世帯の正社員に聞いた】仕事・私生活の意識調査2024年（2023年実績）」を発表
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