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求められる援助。南スーダン人道危機。毎日1000人がエチオピアに避難

flickr_UNICEF Ethiopia

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2011年7月にスーダンから分離独立した南スーダンだが、ディンカ人のキール大統領派と、ヌエル人のマシャール前副大統領派の対立が激化し、戦闘に発展。民族紛争は、南スーダン各地に飛び火し、昨年12月に事実上の内戦に突入した。

内戦突入から4ヶ月が経過し、国内の食料・医療は不足。多くの人々が周辺国へ逃れている。

毎日1000人の南スーダン人が国境を越えてエチオピアに避難

エチオピアで難民支援活動を行なっている国境なき医師団(MSF)によると、毎日少なくとも1000人の南スーダン人が国境を越えてエチオピアに避難してきているという。中には3週間かけて歩いて避難して来る者もいる。

避難して来る多くの人々(特に子ども)に栄養失調や感染症の症状が見られるが、十分な医療を施せておらず、人々のニーズに十分に応えられていない現状のようだ。

難民キャンプ内の5歳未満児の死亡率は緊急事態のレベルを越えている

エチオピアの国境なき医師団(MSF)の活動責任者、アントワーヌ・フーシェ氏は、

「多くの子どもに栄養失調、はしかの症状が見られ、難民キャンプ内の5歳未満児の死亡率は緊急事態のレベルを越えている。しかし今の現状では、次々に到着する難民のペースについていけていない。雨期が来て環境悪化に拍車がかかる前に、難民の健康状態を改善していく必要がある」と、現在の危機的状況を訴えている。

UNHCR(国連難民高等弁務官)によると、エチオピアに避難してきた南スーダン人は4月3日時点で約8万8000人にのぼる。

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