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【これはすごい】誰かが見ている文字を、脳スキャンで読み取ることに成功!

Shutterstock

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脳のハッキングは間近か!? 誰かが見ている文字を脳スキャンにより読み取るという、凄すぎる技術が登場した。

これまでにも脳のfMRIスキャンにより、被験者の知覚映像を読み取り、再構成するという技術はあった。それは視野を複数の小領域に分け、fMRIで読み取った脳活動からそれぞれのコントラスト値を予測するというものだったが、今回発表されたものはfMRIの脳活動パターンを数理モデルを使用して分析するというものだ。このエレガントな数理モデルは、驚くほどの正確さをもって画像を再構成し、被験者が見ている文字を読み取ることを可能にした。

オランダにあるラドバウド大学ナイメーヘン校の研究者は、手書きの文字を使用したビジュアルタスクの実験の最中に、被験者がどの脳の領域を使用しているかを調査。その後、各ボクセル(MRIにおける体積の単位)を数理モデルに組み込み、それを二次元化することで、被験者の知覚映像の再構成を試みた。それにより作成された画像は鮮明さにはまったく欠けるものの、斑点がパターン化したような曖昧なものが浮かび上がったのだという。

その後研究者らは、「文字がどういう形をしているか」の“前知識”を数理モデルに組み込んだ。これにより、fMRIの斑点パターンからどの文字に最も似ているかを予測し、統計的な文字範囲以内の斑点パターンを押し出すことが出来るようになった。その結果を見ていただきたい。どこから見ても文字に見えるはずだ。

Radboud University Nijmegen

脳は感覚情報を前知識と照らし合わせることで、ものを認識する。この技術は、脳と同じような認識プロセスをモデルに組み込んだものだといい、研究者らはこれをワーキングメモリに応用したり、第三者の夢の視覚化に役立てたいとしている。

なお、この研究内容はジャーナル誌『Neuroimage』に掲載される予定だ。

Posted: |Updated:

Text by あきやま

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