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原子番号117の新たな元素が周期表に加えられることが決定!

Wikimedia.org/Pumbaa

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IRORIOでは去年にも原子番号115の元素が周期表に加えられるとのニュースをお伝えしたが、今回作り出されたのは原子番号117の重元素。未だに正式名称はなくラテン語で117を表す「ウンウンセプチウム(仮)」と呼ばれている。

2つの機関からの発表により確定される新元素

2010年、ウンウンセプチウムはロシアのドゥブナ合同原子核研究所の実験によりその存在が発表されていたが、国際純正応用化学連合(IUPAC)の規定により、新元素は2つの独立した機関からの発表により初めて容認されるため、最初の発表から4年後の確定となった。

今回ウンウンセプチウムの再現に成功したのは、ドイツの重イオン研究所(GSI)と米テネシーのオークリッジ国立研究室の国際チームだ。

新元素の崩壊生成物を観測する

今回の実験の場合、ウンウンセプチウム(294Uus)はバークリウム(249Bk)とカルシウム(48Ca)による元素合成により生成することができた。研究チームは新元素の崩壊生成物を観測。アルファ粒子の放出によって確認された2つの崩壊チェーンのうちの1つに、ドブニウム(270Db) とローレンシウム(266Lr)が確認され、117の陽子と177の中性子による原子ウンウンセプチウムからの崩壊であることが観測できた。

新たな元素が人工的に合成され様々な性質を持つ物質が発見されるのは科学の飛躍に繋がるだろうが、学生の皆さんは周期表に記憶するものがまた1つ増えてしまったのではないだろうか。

Posted: |Updated:

Text by あきやま

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